江ノ口コミュニティーセンターの弱視者利用への配慮に関する要望書

平成19年1月16日
高知市長 岡崎 誠也 様

高知県視力障害者の生活と権利を守る会
会長 片岡 忠
交渉担当者  正岡 光雄
高知市越前町1−10−5
携帯090−4784−8181
(ご連絡は正岡まで)

江ノ口コミュニティーセンターの弱視者利用への配慮に関する要望書

 以下の点について、弱視者に対し格別のご配慮をお願い致します。

1.江ノ口コミュニティーセンターのハード面に関して
 建設に関しては「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に準じ
て建設してください。
 特に、以下の点についてご配慮おねがいいたします。

(1)点字誘導ブロックに関して
@県道からセンターの受付およびエレベータまでの点字誘導ブロックは、黄色でかつ
両 横に30センチの緩衝帯を付けて設置してください。
A建物内の点字誘導ブロックは、黄色でかつ周りと明度差および色相差をはっきりと
付 けたものを設置してください。

(2)部屋名表示は、140cmから160cmの高さに、黒地で白抜きの大きな文字で
 部屋名を表示してください。また、文字の大きさは10センチ以上にしてください


(3)階段など段差のある部分について
@壁面の色も段差の始まり部分と終わり部分に変化を付けてください。
A階段の段端は床面と反対色にしてください。
B階段には手すりをつけてください。
C踊り場には上下階を表示してください。

(4)廊下の壁の下には、足下灯を設けてください。
(5)トイレは川の流れるような音で場所を知らせて下さい。また、男女がわかるよ
う   な図柄で示して下さい。
(6)機械室などは、ドアノブ部分にギザギザをつけたり、黄色のバックで大きく黒
文   字で表すなどして注意を促す策を講じてください。
2.センターのサービス面に関して
(1)貸し館業務について
@障害のある人が貸し館手続きに出向かなくてもよいよう、ファックスやインターネ
ッ トでも申し込みが出来るようにしてください。また、電話でも借りれるようにし
てく ださい。
Aセンターの案内パンフレットを作る際は、弱視者対応の大活字版を作成して下さい
。Bセンターの、その日の行事案内は、大きな表示でしてください。また、赤外線セ
ンサ ーなどで自動的に行事案内がエレベータ前などで流れるようにして下さい。

3.江ノ口市民図書館に関する要望
(1)図書検索に関して
@弱視者がパソコンで図書検索できるよう、パソコンには「ズームテキスト」など拡
大 機能や音声機能を備えたものにしてください。
A据え置き式拡大読書器を設置してください。
B拡大読書器およびパソコンの拡大画面や音声が他の人に見られたり、聞かれたりす
る ことがないようプライバシーに配慮した専用ルームを設けてください。
C図書を探すことができるよう携帯用拡大読書器やLD付ルーペを設置して下さい。
D書見台は大活字図書などを乗せることができるよう大型の台を用い、電気スタンド
を 設置して下さい。
E弱視者が行うコピーは、大きくしないと見えにくいための複写ですので、弱視者の
拡 大コピー料金は無料にしてください。
F利用カードは、他の図書館の物と間違わない為に、切れ込みを入れるなど工夫して
下 さい。
G書架の分類別コーナーの案内板は黒地に白抜きで目の高さに表示してください。
H対面音訳(対面朗読)を行なってください。
I他の図書館からの図書の貸し出しや複写依頼など、弱視者が手続きをする時は代筆
な ど援助を行ってください。
J郵送配本を弱視者にまで対象を広げてください。
K大活字本の購入を積極的に進めてください。
L読書機器類の説明や、大活字本の存在、専用ルームなど弱視者の利用に関するアド
バ イスや情報入手のサポートができる職員を配置して下さい。
M音訳者の在宅派遣をしてください。
N職員の方には、視覚障害者の特性やサポートの仕方など講習を行ない、視覚障害者
が 図書館を利用しやすい環境を整えるようにしてください。

 以上、よろしくお願いいたします。



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