「みちしるべ No189」2006年11月号

目次(文書内リンク)
 視覚障害者にとっての自立支援法 パート8  藤原 義朗 
 全視協西日本ブロックに参加して「障碍者自立支援法」報告  井上 芳史 
 全視協西日本ブロックに参加して 皆で作ろう障害者差別禁止法 藤原 義朗 
 全視協西日本ブロックに参加して 交通バリアフリー新法の学習会の報告  中平 晃 
 無資格マッサージ取り締まりに関する学習会開催  有光 勲 
 無資格マッサージ取り締まり交渉から  正岡 光雄 
 ときめいて、いつまでも青春 畠山 俊恵 
 「ベトナムにおける戦争と障害者」に参加して  田元 美紀 
 全盲のお上りさん(黒川) 
 編集後記  田元 美紀 

視覚障害者にとっての自立支援法 パート8(9月22日の時点で)
藤原 義朗
 介護保険と自立支援法との統合計画まで、あと2年半となりました。自立支援法の流れを見ると、ガイドヘルパーは、介護給付から地域生活支援事業へ、補装具では色眼鏡は廃止、点字器は地域生活支援事業の日常生活用具へと移行されました。視覚障害に特化した事業は、義務的経費である自立支援法本法からだんだん少なくなってきています。
 一方、もともと介護保険は、認定にしてもサービスメニューにしても、視覚障害に特化したものはあまりありませんでした。自立支援法の介護給付と介護保険とが統合されていく図式が目に浮かんでくると思います。
 別の視点で言えば、私達の闘いは地域生活支援事業で、いかに視覚障害への事業を獲得していくかに尽きると思います。


1.自治体での独自減免
 高知市が9月初旬、明らかにした独自減免方法は、10月から介護給付事業とガイドヘルパーの合算で、それぞれ「一般」「低所得2」の上限額を、当面3分の1に切り下げる。これは激変緩和措置で、1年半後には3分の2に引き上げるということでした。
 後でも述べますが、ガイドヘルパーの支払い単価は、高知市で1時間280円、ホームヘルパーは視覚障害の場合、家事援助がほとんどですので、おおむね1時間150円の支払額になります。例えば、「低所得2」の人の上限額は8200円になります。視覚障害者で、上限額までかかる程利用決定される人がいるでしょうか。
 しかし一方、利用の多いいわゆる重度の方には助かる制度です。
 高知県の方は、9月7日に行われた高知県障害者施策推進検討委員会の場で、私も質問しましたが、執行部からは「支払額が高くて施設を出たり、通所に通えないケースもあると部分的には聞いている。今回の制度改定による影響かどうかについては、まだその判断の域には達していない。もう少し状況を見てから判断したい」との返答でした。
 今、障全協で自立支援法影響実態調査をしています。皆さんの状況変化をどんどんレポートして下さるようお願いします。

2.ガイドヘルパーチケット制
 高知市では、ガイドヘルパーの派遣単価は、身体介護を伴うものも伴わないものも一緒にして、一律30分1400円となりました。利用者の支払いは1割負担で140円となります。
 それをチケットで給付し、利用ごとにヘルパーさんに渡していくという方式になりました。なお、このチケットは「30分ずつ、80枚もぎり」で点字もついています。数か月分まとめて支給して貰えます。ですから、外出頻度が集中する時は、その月の支給限度額を超えて利用することもできます。その代わり、1年としての利用限度の枠は変わりませんので、利用料管理はご自分でということになります。
 さて、問題は居住している自治体から、別の地域へ行って利用した場合どうなるかです。今年の県や市との交渉では「それはできます」との答弁でした。しかし、早速、県外の利用者から相談がありました。「地域生活支援事業だから居住地以外はダメです」と、自治体から言われ旅行にサポートがなく困っているとの事でした。
 皆さん、高知から外へ飛び出して、そのレポートをお寄せいただきたいと思います。

3.日常生活用具は1割
 さて、日常生活用具の負担は、どうなるのでしょうか。高知県も高知市も1割の負担です。
 視覚障害者に関する、県と市における日常生活用具の9月中旬段階での基準額を以下に示します。
●ポータブルレコーダー 85,000円 ●テープレコーダー 23,000円
時計(音声)13,300円 時計(触読)10,300円 
●電磁調理器 41,000円 ●体温計 9,000円 ●体重計 18,000円
●拡大読書器 198,000円●タイプライター 63,100円 
●活字文書読み上げ装置 99,800円 
歩行時間延長信号機用小型送信機 
7,000円 ●火災警報器 15,500円 
●自動消火器 28,700円 
点字ディスプレイ(盲ろう者用) 
383,500円 
●読書支援機器 200,000円 
パソコン特殊入出力装置 (ソフト)
10,000円(点字)300,000円
です。
 なお、点字図書価格差保障制度は、今までどおり点字本と墨字本との差額を保障して貰えます。
4.読み書きはコミュニケーション
事業で
 8月の全国都道府県障害福祉課課長会議の資料を見ると、コミュニケーション事業の利用の対象の中に、聴覚障害者以外に視覚障害が入っています。
 今までも、このシリーズで述べてきましたが、「ホームヘルパー事業では読み書きは家事援助の一部であるが、それが主になってはいけない。おおむね3分の1まで」といわれてきました。
 今回、高知市では、コミュニケーション事業は、利用料金無料でスタートする予定です。皆さん、この事業で在宅での音訳を申請してみてはいかがでしょうか。

5.なぜ歩くのにお金がいるの?
 この表題は、自治体交渉の時、出された事のある意見です。今まで、ヘルパー利用の9割の人が無料でしたが、生活保護以外の人は1割負担になりました。
 先日、9月高知市議会本会議の傍聴に行きました。江口よし子(共産)の質問は「なぜ同じ社会参加なのに、手話通訳派遣は無料で、視覚障害の外出にはお金がいるのか」というものでした。堀川健康福祉部長は「手話通訳は、ボランティアの人が派遣されているし、ガイドヘルパーは、ヘルパー事業から移行してきたもので、もともと制度の成り立ちが違うから」と、苦しい答弁でした。手話はボランティアといっても、一定の講習会を終了した手話通訳者です。高知市から高知県聴覚障害者協会に委託された事業であり、登録された通訳者が派遣されています。報酬も出ています。
 このことは、執行部の言葉に惑わされないように実情を伝えていこうではありませんか。

全視協西日本ブロックに参加して「障碍者自立支援法」報告)
            井上 芳史
 10月21日〜22日にかけて大阪で西日本ブロック交流集会が行われました。
北は岩手から南は宮崎まで90名(高知は5名)の仲間が集まりました。3つのテーマで学習・意見交換しました。私は「障碍者自立支援法」について報告します。
1.今年4月に大阪府が実態調査を行なった。一人当たり平均でホームヘルプは1.4時間、外出サービスは0.8時間、デイサービスは0.5日、通所施設は2.3日と減少した。また、通所施設の収入は76万円、入所施設は103万円も減収となった。
2.支援法は自立支援給付と地域生活支援事業があり、自立支援給付は国が費用を負担し利用者が1割を負担しなくてはならない。地域生活支援事業は市町村の裁量で運営されている(市町村で費用など違いが生じる)。
3.自立支援給付の中に介護給付があり、さらにその中に居宅介護がある。通院する場合は「移動支援」ではなく「居宅介護」で対応する。介護給付を受けるためには障害程度区分の認定を受ける事が必要である。障害認定区分1にならないとホームヘルプは受けられないし、病院にも行けない。
4.障害程度区分認定の調査は106項目で、そのうち79項目は介護認定、27項目が「社会生活関連項目(障害関連)」である。障害関連項目の中に調理、掃除、洗濯などの質問があるので「出来るか」・「出来ない」ととらえるのではなく、し始めてから終了するまでの過程、たとえば、視覚に障害があるから掃除や洗濯をしたがきれいになったかは確認が出来ないと率直に応えなければならない。障害程度区分や支給決定に対し納得出来ない時には60日以内に口答、または、文書で不服審査請求を行う事が大切である。
5.利用料減免を有効に活用する。収入は同一世帯(住民票)で判断されている。
6.3年後には介護保険と一緒になるおそれがある。現在、介護保険を20才から、
0才からかけるか検討されている。また、幼児には要保育度を判定し保育の回数を決定する制度も検討されている。今後、高齢者・子供を持つ親などと連携して運動を進めて行く必要がある。
「出直して!障碍者自立支援法10.31大フォーラム」(東京)には全国から1万5千人の障碍者・家族・関係者が集まりました。みんなで作ったこの流れを全国に広げていきましょう。

皆で作ろう障害者差別禁止法
藤原 義朗
 講師は二見訴訟の弁護団の一員でもあった、関西合同法律事務所の井上直之先生であった。
 まず、アメリカのADA法がいわゆる能力のある障害者の職業参加の側面があったことの話の後、国連から2001年に日本に対し障害者の差別に対する禁止法を作るように勧告があり、日弁連を初め動き出してきている経過が報告された。
 次に、千葉県で10月に出来た差別禁止条例の説明があった。「差別とは何か」という事が具体的に書かれている。それを守りますというものである。しかし、差別をした団体や個人に対し勧告が行われるというもので、罰則など強制力は強くないのが問題である。
 さて、差別禁止法を作っていく準備だが、日弁連をはじめいくつかの団体が案を出している。ある障害者団体は、手話や点字も情報保障として挙げている。その他裁判権や政治参加について掲げている組織もある。実際差別があった場合に救済機関が必要である。障害を持つ人が過半数を占める差別禁止委員会を作っていかなければならない。そして、差別を止めさせる為に、勧告というものでなく命令権を持つもの、従わなければ罰則規定を持つようにしていく事が必要である。では、どのように法を作っていけばよいのだろう。民主党、社民党、共産党が公約として法をつくる事をうたっている。
 まず、県や市町村で千葉県のように条例作りからしてみる事が必要だろう。私達が、また多くの人がその内容作りに入っていく事が肝心であろう。
 また、反対世論としてサンケイ新聞などが、「支援を求めながら平等を求めることはおかしい」などといっているが、それを打ち破る空気づくりも運動として重要である。
 最後に、全盲の医師、大里さんが研修保障を求めて立ち上がっておられる。このように情報保障権など一つ一つの事例を御旗としてかかげ法案に盛り込みつくっていこうではないか。
 千葉県の条例は、藤原の方でデータを持っていますので、ご連絡いただければお送りいたします。(電話 840−0834)

全視協西日本ブロックに参加して 交通バリアフリー新法の学習会の報告
              中平 晃
 10月21日(土)、22日(日)に全視協の西日本ブロック集会が大阪府堺市で行われました。3つのテーマ「障害者自立支援法」、「障害者差別禁止法」、「交通バリアフリー新法」がありました。
ここでは2日目にサンスクウェア堺で行われた交通バリアフリー新法についての学習会について簡単にご報告します。
 まず、交通バリアフリー新法とは何かというと、2000年に「高齢者、身体障害者等の移動の円滑化の促進に関する法律」(交通バリアフリー法)が制定されました。それと別に、建物のバリアフリーに関する法律「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」(ハートビル法)があります。この交通バリアフリー法とハートビル法を1本の法律にしたのが交通バリアフリー新法です。
旧法では、身体障害者、高齢者が対象だったのが、新法では、全ての障害者、高齢者が対象になりました。また、新法では、対象施設が拡大されています。2010年までに、1日あたりの平均的な利用者数が5,000人以上の鉄道駅、バスターミナル、旅客船ターミナル、航空旅客ターミナルについて、段差の解消、視覚障害者誘導用ブロックの整備、トイレがあれば身体障害者対応型トイレの設置などのバリアフリー化を図ります。その他にも、2010年までにバス車両を低床化、特定建築物に努力義務追加、車両に福祉タクシーが加えられています。あと、音響信号機を引き続き設置していくとか、基準に必要な照度を確保するための証明の設置がすべてにもりこまれたなどなど。
 会では、福岡の取り組みとして福祉の街づくりネットワークがあることなどが報告されました。
その他の意見として、バスの乗車券を取る箇所を統一してほしい。バス車両の低床化については、バスの構造を考え直さなければ。ハードが整えられても無人駅ばかりになってしまうのではないか、駅員がいてほしい。エスカレーターへの誘導ブロック敷設についてなどなど、いろいろな意見が出ました。
また、駅で階段の下の隙間に入り込まないようにしてほしいという意見も出ました。近畿地方では鉄道会社から隙間を塞ぐ壁にするという回答が来ているそうです。
 この度は、西日本ブロック集会に参加して勉強になりました。交流もできました。本会からの補助をありがとうございました。来年の兵庫での集会にも参加してみたいと思います。

  無資格マッサージ取り締まりに関する学習会開催
              有光 勲
 11月19日(日)、13時から15時まで、盲ろう福祉会館に於いて表記が開催されました。参加者は22名。我が守る会と鍼灸 
マッサージ師会の主催、視力障害者協会の協力で、理療科教員連盟法制部長(埼玉盲学校理療科教諭)の東郷進氏を講師に招き、話を聴きました。学習会終了後、15時半から帯屋町で15名が参加し、無資格マッサージの 
違法性、危険性を訴えるビラ配りをしました。わずか40分足らずの間に用意したビラ
500枚全てを通行人に手渡しました。以下、 東郷氏の講演内容の概略を示します。
 
  1.視覚障害者とあん摩マッサージ
指圧、鍼、灸(あはき)
 5年に1回国が行なっている身体障害者 実態調査によると、視覚障害者で就労している者は23.9%である。高齢者が多いため、 
このような数字になるものと思われる。この内あはき業に従事しているのは33.3%で 
ある。これは少ないように見えるが、農林業
など在宅者が親の職業をそのまま報告して いる事例が多いからであろう。あはき法  
19条(晴眼マッサージ師の増加を制限する 規定)について内閣法制局は「所得保障はできている。規制緩和により職業選択の幅も かなり拡がった。従って、今や19条は必要ないのではないか」と言っている。規制緩和 されたと言っても、あはき業以外に適職は まだない。所得保障については、障害基礎年金のことを言っているのだろうが、以前の障害福祉年金の時に支給されていた各種手当がカットされるなど、決して増額されたとは 
言えない。国の責任に於いて新職業が保障 されない限り、あはき業を我々のものとして 守っていかなければならない。

  2.あはき養成施設の現状
 盲学校を除く厚労省管轄の晴眼養成施設は急増し、81校に達した。マッサージに ついては19条があるため、1学年当り全国で2556人と特に増えてはいない。鍼灸に ついては6874人となっており、年々増加 しつつある。これは盲学校の10倍以上で ある。晴眼養成施設の団体である東洋療法学校協会の後藤元会長は、「我々の学校の教科書には、民間療法として行われているエステや足裏マッサージなどの手技を全て登載した。現状から見れば、無免許でやっている者を認めざるを得ないのではないか。彼等は、きちんとした教育は受けていない。そこへ行くと、我々が学校教育の中で鍼灸師に民間療法をも教えれば質の高い施術者を養成する ことができることになる。そこで、医療マッサージや介護マッサージは除いて、現在蔓延(はびこ)っている無資格者を容認する観点から、関係団体で代表委員を出して貰い検討したいと考えている。」というのである。とんでもない話である。このようなことが認められれば、鍼灸師とともに無資格マッサージ師の増加につながることになる。こうした 状況を見落とすことのないよう、充分注目していかなければならない。
 
  3.柔道整復師の規制
 よく、柔整は保険が利くからいいと言われるが、保険請求できるのは、骨折、脱臼、打撲、捻挫である。マッサージは違法であると厚労省も言っている。ところが、現実には 捻挫ということにしてマッサージを行い、 保険請求している。今頃打撲や捻挫で柔整にかかる者はまずいない。ほとんどが病院へ行くであろう。厚労省も不正行為は取り締まると言っているが依然として改善されていない。今後柔整師のこうした違法行為の取り締まりについても追究していかなければならない。
  
  4.無資格者の取り締まりについて
 昨年あはき法違反で逮捕されたのは、12件であった(逮捕者の数はもっと多い)。  新聞記事によると、「神奈川県警 無資格 マッサージ師派遣業者逮捕、所属700人中 500人以上が無資格者」(東京新聞)。  「無免許マッサージ室業界最大手会長ら 逮捕、500人働かせ、7億円利益」(産経 
新聞)。まだ記事はいくつかあるが、こうした逮捕劇は以前にはあり得なかったことで ある。これは、我々の粘り強い運動の成果であると言える。同じあはき法でありながら、地域によって取り締まりがマチマチであるというのは問題であるが、とにかく諦めず粘り強い運動を続けていくしかない。高知の皆さんもぜひ頑張ってほしい。

  5.東京医専と韓国の視覚障害者
 着物の着付け教室など多様な人材養成事業を行なっている「モード学園」が、東京に大規模な医療関係従事者の養成施設を創ろうとしている。鍼灸科に加えてマッサージの課程も設けると言っている。私も参加している医道審議会では、あはき法19条に抵触するとして、これを許可しないという結論に達した。モード学園は、次回の医道審議会で、再度不許可になれば裁判を起こすと言っている。もしそうなれば、厚労省が我々の立場に立って争ってくれるかどうかは甚だ疑問である。この問題についても、モード学園の動きを監視し、反対運動をしなければならない。
 韓国では、マッサージは視覚障害者の専業であったが、憲法裁判所(日本の最高裁)で 違憲判決が出された。これに対し、関係者が 決死の行動を起こした結果、厚生省の通達で
あったものが、正式に法律で認められることになった。大変素晴らしいことである。  しかしながら、スポーツマッサージなどに ついてはこの規定から外そうという動きも あり、更に運動を続けていかなければならないであろうが、韓国の仲間の運動の成果は 
我々も教訓にしなければならないのでは ないかと思う。

無資格マッサージ取り締まり交渉から 11月20日(月) 15〜17時
             正岡 光雄
 理教連の東郷法制部長出席の下、3課との交渉を行なった(立会いは西森潮三県議、並びに下本文雄高知市議であった)。 
高知市地域保健課
 全体は高知市の保健所担当課との交渉であった。
 まず、別紙陳情書への回答があった。
 (1)あはき法は未整備の現状で、取り締まりには大きな限界があり、実際被害が届けられ有害性が立証されないと取り締まれない。
 (2)有資格を示す「プレート」は7〜9月中に精力的に該当施術所に配布された。
 (3)市民への周知はプレートの画像並びに「無資格マッサージ施術を受けないよう」啓発のチラシを作成し、配布を行なっている。
 (4)ホテル、公衆浴場等に対し、無免許根絶への協力依頼を行なっている。
等である。
 引き続き、種々の質問、意見が参加者から出された(カッコ内は回答である)。
疑わしい事例に対する厚労省への有害性の有無についての照会を行なったケースはあるのか(全くない。プレート配布に追われてできなかった)。
マッサージと整体とを並べて書いてあれば、免許があっても違法ではないか。「プレート」は無免許が多く、中には中国の業者も交じっており不法滞在の疑いもある{就労ビザは下りない}。免許があれば差し支えないのではないか。以前ホテルに出向き、そこでのマッサージ師への聞き取り調査の結果、「あれはマッサージではない」とのコメントを得た。
マッサージと掲げてあれば誤解のおそれがあり、取り締まれという厚労省通知が出ている。たとえマッサージと書かれてなくても似たようなことを行なっていれば厚労省に問い合わせ、指導しなければならないはずである。以前元気堂での施術に対する領収書には確かに「マッサージ」と書かれてあったが。柔整はほとんどが肩こりや腰痛に対するマッサージや鍼施術であるにも関わらず、保険請求は「打撲若しくは捻挫や脱臼」になっている。問題ではないのか。高知の行政は全く取り締まる気がないと言われても仕方がないですよ(充分に認識していないので、確認したい)。
法律には確かな「専用の施術所」と書いてあるから、同じ一部屋で「マッサージ」も「柔整」も行なうというのは違法行為ではないのか(回答なし)。
 全国的には、あはき法未整備の状況下でも昨年だけで12件の逮捕があり、略式起訴が確定しているようである。まず有害性の有無の判断権限を有する厚労省への照会が先決である。本県ではそれすらも怠っているのである。更に、担当者はあはき法そのものを知らない。あまり読んでもいないようである。回答もほとんどしどろもどろで、要領を得ない。しかし、何かやらざるを得ない雰囲気になってきた。もう一歩で道が開けるような雰囲気も感じる。


生活環境課(県警)・県医療薬務課
 講談は県との折衝である。まず、前回からの懸案、徳島の逮捕事例調査の報告があった(明らかにできない内容もあるが、と据え置きした上で)。罰金50万円と8名の無資格業者を検察庁に送致した。無資格マッサージ師を多数雇用していたのは、徳島治療センターであるようであった。そして、県警は「本県に於いても悪質な事案などは取り締まりたい」との方針を披瀝(ひれき)した。
 医療薬務課は、高知市同様「プレート配布名簿」をホームページに掲載し、警告文書も配布する。また、旅館組合には施術所一覧表を手渡し、協力依頼を行なったことが出された。
 参加者からの意見として、次のようなものが出されている。
 「徳島でできたことは、高知でできないはずがない。特に中国人まで雇って無資格者を大量に使っている『クオン』は是非調査してほしい。マッサージへの就労ビザは下りないはずである。免許で施術できるかどうかの判断は厚労省にしかないのだから、是非照会を行なってほしい。」
 「何人(なんびと)も左に掲げること以外に広告、営業者にも適応されるはずである。『整体・マッサージ』との広告では、有資格者は広告制限違反であり、無免許者は業務違反のおそれがあるので、厚労省にどしどし照会を行ない、取り締まりへと及んでいくことが常識ではないか。」
 「もう少し実際に営業している現場を見てきてほしい。」
 「事例があれば、無資格者でも調査したい。徳島県の例に倣って、悪質な者は取り締まる。皆さんから出された種々多彩なことを検討させていただきたい。皆さんからも大いに情報をいただきたい。」 
この交渉を受けて、本日の高新報道の通り、高知市福井町の柔整師の取り締まりがなされた。交渉の成果はぼつぼつ現れてきた。ここが正念場ではないだろうか。

ときめいて、いつまでも青春 ―― 憧れの君と過ごした、東京の熱い夜
畠山 俊恵
 昨年の8月、田所次男さんの家で眠っていた「おとぎ箱」というレコードプレイヤーを貰ったことから、この話は始まります。私はそのプレイヤーで、今も捨てずに持っている懐かしいレコードをたくさん聞きました。
 今からざっと40年ほど前、中学生だった私は、ある男性歌手の大ファンでした。その人の名前は「北耕一」、と言っても知っている人はほとんどいないと思います。私は彼のシングル版レコードを9枚持っていますが、「それをCDにしたら、いつでも手軽に彼の歌を聞くことができる。」と単純にそう思ったのです。
 それから私のCD作りが始まりました。何度も何度も録り直し、昨年10月30日、偶然私の誕生日にオリジナルCDができあがりました。
 それから3ヶ月後、私は彼が所属していたキングレコードに、こんな手紙を出してみたのです。

前略
 私は、高知市に住んでいる畠山俊恵と申します。52歳視覚障害者です。
 実は、お願いしたいことがございまして、お便りさせていただきました。
 1966、7年ごろ、中学生だった私は、「東京キャラバン」という歌を歌っていたキングレコードの北耕一さんの大ファンでした。何度も北さんにファンレターを出したり、少ないお小遣いを貯めてはレコードも買いました。グループサウンズが全盛期のころでしたが、私は北耕一さんに夢中でした。今でもそのレコードは、青春の思い出として大切に持っています。
 子育ても終わり、少し時間に余裕ができた今、時々レコードを聞く事がありますが、なんともいえない純粋な歌声におもわず涙がこぼれそうになります。
 私は、北さんのシングル版レコードを9枚持っていますが、そのレコードで「北耕一さん・18曲入りオリジナルCD」を作りました。どこにもないこのCDを、なんとかして
北さん本人にお渡しできないものかと思っているのです。
 今は、どこで何をされているのか全く分かりませんので、私が探すことはできません。おかまいなければ、そちらの方で調べて、住所など教えていただけないでしょうか。個人情報の関係で教えて貰えないなら、私がそちらにCDを送りますので、本人に手渡していただきたいのです。
 突然勝手なお願いで申し訳ございませんが、お返事お待ちしております。
よろしくお願いします。
2月11日       畠山 俊恵

 それから2週間、「多分分からないだろう。」と半分諦めていた時、キングレコードから返事が届きました。それには「北耕一さんは、キングレコードの所属ではないので、連絡先は不明です。」と書かれていました。しかし、返事を下さった総合宣伝部の方が、インターネットで検索していると、北耕一さんが東京都中野区で「歌謡スナック花」というお店と、歌謡教室を開いているということが分かったそうです。お店の写真と連絡先をコピーして送って下さったのです。

前略
 この度は、北耕一さんに関する情報をありがとうございました。色々お手数をおかけしまして、申し訳ございませんでした。
 どうしようかと迷いましたが、教えていただいた電話番号に思い切ってかけてみました。思いがけなく北耕一さんご本人が出られて、お話しさせていただきました。私が想像していた通り、優しそうなすごく感じのいい方でした。とても感激いたしました。
 事情をお話ししたところ、北さんもとても喜んで下さって、「CDを楽しみにしている。」と言って下さいました。北さんが自宅の住所を教えて下さいましたので、CDはそちらの方に送らせていただきます。
 こんな一個人の手紙にも、快く対応して下さったキングレコードの方に、感謝しております。本当にありがとうございました。
2月28日  畠山 俊恵

 北耕一さんからは、「18曲入りオリジナルCD、とても感激しました。」というお礼のはがきとともに、彼が作曲して、奥様(愛媛県出身の元歌手、姫之宮ゆり)が歌っている「しまなみ海峡」というCDを送っていただきました。
 今年は、全視協女性部大会が埼玉県で開かれるので、そのときに北耕一さんが経営しているという歌謡スナックに行ってみようと思った私は、6月に入ってから、そのことを彼に電話で伝えました。
 井上奈美子さんが一緒に行ってくれるというので、早速8月17日の航空券を買い、戸山サンライズにも宿泊の予約を入れました。それからは、ワクワク・ドキドキ、「このままでは彼に恥ずかしい。もっとスリムになろう」と、好きなお菓子も控え、卓球の練習日には欠かさず通い、そしてお肌のお手入れも念入りに…。まるで少女のような気分でその日を待ちました。
 8月17日は、ちょうど四国に台風が近づいていたので、「もし飛行機が欠航になったら、私の夢が壊れてしまう。」とやきもきしましたが、なんとか無事東京に行くことができました。
 奈美子さんとはホテルで待ち合わせ、地下鉄中野駅まではアカンパニーの方に同行して貰い、そこからは2人でタクシーに乗り、午後7時頃歌謡スナック「花」に着きました。「ウワーどうしよう!ついに来てしまった。」ドアを開けるまでの何ともいえないあの緊張感は、今でも忘れられません。「いらっしゃい!」聞き覚えのある優しい声でした。そして店の奥のテーブルへ…。
 後から奥さんと、常連らしい男性のお客さんも加わって、しばし楽しい一時を…。そのお客さんも、私たちが高知から訪ねてくることを知っていたみたいで、特に驚いた様子もありませんでした。
 40年前に、私が北さんから貰っていた2枚のはがきを取り出すと、7円切手が貼ってあるそのはがきには、若き日の北耕一さんの写真が。そして「後援会ができました。入会金300円。」の文字、「イヤーこれは懐かしいねえ」と感嘆の声をあげる彼。セピア色になっているというそのはがきは、私の宝物でした。
 今は60歳になっている北さん。そのころからいうと14sも太ったそうですが、「とても60歳とは思えない、若々しくて素敵な男性よ」と、一緒に撮って貰った写真を見た人みんながそう言います。私の携帯の待ち受け画面も、今は孫ではなく、北耕一さんです。
 歌も色々歌ってくれました。北さんの若い頃の歌声はもちろん好きですが、今は今でなんともいえない素敵な声で、いつまでも聞いていたい、そんな感じです。奥さんもとてもきれいな声で、びっくりするほど声量があって、さすがプロの方は素晴らしいと思いました。
 私は、デュエット曲の「もしかしてPARTU」を一緒に歌って貰いたいとお願いしました。北さんは「この歌は歌ったことがない」と言いながらも、とても素敵に歌ってくれたのに、私の方が歌詞を間違えてしまいました。デュエットした後で、がっちり握手をして下さって、私はとても幸せでした。
 40年前の憧れの歌手に、今こんな形で会えることがとても不思議で、本当に夢のようでした。
 10時30分頃、後ろ髪を引かれる思いで店を後にしました。
 翌日から3日間は会議だというのに、なぜか眠れず、結局その夜は徹夜してしまいました。
 「好きな歌手のCDを作る、それはするかもしれない。けど、本人を捜してそれを渡したり、またその人に会いに行ったり…。ほんとにあんたの行動力には感心するわ。」と言いながらも、半ばあきれている人たちをよそに、これからも北耕一さんとの交流は続くことでしょう。

  「ベトナムにおける戦争と障害者」(草の家平和講座)に参加して
             田元 美紀
 9月25日、平和資料館草の家で、平和講座「ベトナムにおける戦争と障害者」が開かれた。
 講師を務められた森沢允清さんは、1993年以来13年間ベトナムと関わってきた中で考えたことを話された。
 外国の戦争のためにみんなが立ち上がった反戦運動は、このベトナム戦争からである。ジョン・バエスの「勝利を我らに」という歌は、本当は宗教歌である。黒人が差別撤廃ということを50年の終わりからずっと始めていた。みんなが「負けないぞ」と力を合わせた。続いてベトナムでも「反戦が勝つんだよ」という歌を全世界に出した。
 ベトナム戦争は大きな歴史の問題である。戦争に駆り出されたのも、反対したのも若者だった。反対運動も、障害者、先住民族、弱い立場におかれた人の権利を守っていきましょう、という運動の源流から始まった。女性権利拡張運動、環境保護運動も始まった。
 南ベトナムの被害甚大地域は、ダイオキシン被害と重なっている。17度線の付近にあるカンマウ省にはマングローブが多くあるが、マングローブには1回枯葉剤を散布しただけで全部枯れてしまう。
 ベトナムの戦争被害については、数字がつかめていない。戦争被害は主に身体障害だが、精神障害を伴う人が増加している。戦争による遺伝障害は原因のあった時期と障害が現れた時期とが離れているので、医学的診断が困難である。
 枯葉剤に含まれているダイオキシンによる被害者の数は5万〜15万人といわれるが、実際にはもっと多い。5万人というのは救済基金を貰っている人の数である。
 ダイオキシンは猛毒の化学物質で、1.5mgで10万人が死亡する。環境ホルモン物質であるため、ほんの微量で生体の機能を変える。「ホルモン」として遺伝子を破壊し、癌や突然変異の原因となる。
 ビンユーンでは黒皮病の子どもがいて、その子は皮膚を見せないようにずっと長袖で隠していたが、さをり織りを習ってから、やっと気にならなくなった。生きがいを見出すのはこういうことだ、という。
 水頭症と診断された子どもが3ヶ月後に亡くなった例もある。また、免疫機能が破壊されているため、感染症による障害の発生、悪化もしばしば起こっている。兄弟の多くが障害児というケースがある。
 ベトナムの障害者は約500万人で、人口の6%に当たる。その内、戦争による障害者は123万6750人で、約25%である。障害者の94%が学校に行っていない。訓練も受けていない障害者は98%にも上る。文字が読めない障害者は35%。尋ねても自分の名前が分からない、書類が書けない、読めないという人もいる。ベトナムでは労働力のない障害者を「重度」として扱うが、重度障害者は150万5千人で、全障害者の30%。
 障害者の生活環境は経済力、地域によって差が大きい。障害者の家庭の月収は、農村・山間部では40〜80万ドン(3千〜6千円)、中には4人家族で1人当り10万ドン(700円)。それに対し、ホーチミン、ハノイでは200万ドン(1万何千円)の生活をしている。
 障害者福祉施策の順位と内容は、解放民族闘争後の革命に対しての貢献度によって変わる。施設に入所している人は20万〜30万いるのではないかと推測される。個人の家に視覚障害の子どもたちを受け入れている。「火事になったらどうする?」と思われるのだが、そういう所も配慮して個人でやっている。ホーチミン市2区の仏教寺院の裏に、ヤーディエン孤児院がある(160人くらい)。
 海外からもベトナムへは6億ドン(2億円)を送っている。日本も2004年度、
1,000億円を援助した。障害児学校がボランティア貯金によって建てられた。NGOの一つ、JVCは1,200〜1,500万円を援助している。
 さをり織りの講習によって笑顔が出てきたが、笑顔になる前が特に大事である。いちばん障害の重い人に焦点を合わせ、その周りでみんなが一緒にやれるようにするのである。そうすれば笑顔が出てくる。
 「障害者には一般人と実質的な平等を図る権利保障がある、それに向かって頑張っていきましょう、この社会ができたらみんなが幸せになれる」その運動の目標をどうやって実現していくか、という筋道を表したのが「ノーマライゼーション」だという。障害があるために困難なことを解決することが、合理的な配慮だという。
 障害者の自立を支援するためにはどうしたらよいか。国際的には戦争被害者の科学的統合、賠償の明確化のために、総合的な計画を立てる。
 国内的には、障害者と戦争被害者に対する制度の一元化が必要である。一般の人についても、少なくとも格差をなくさなければならない。早急な医療援助をし、生きていくための保障をする。障害者が働くことを地域おこしと結びつける。特に子どもは未来を持っているのだから、医療、福祉、教育を保障されなければならない。
 日本はどうしたらよいか。「貧しいから与える」というのであってはならない。「何のためにするのか」をはっきりさせ、長期的視野で支援に徹する。お金だけを与えて自立を妨げ、ベトナム人を堕落させてはならない。
 更に、「遊びとセットはやめる」べきである。「お金を与えて、そのついでに遊びに行く」という例が実際に多い。
 支援の確立システムを作らないといけない。ベトナムを知り、現地の政治、経済、社会、文化について情報を得る。今大切な支援は何か、とかそういう情報を交換し合い、公開する。派遣された若者が1〜2年、または3年以上活動する。将来的には駐在する人を置き、継続的な協力関係を作るのである。
 この講演を聴き、ベトナムの障害者がおかれている状況の厳しさ、彼らが自立するためにどうしたらよいか、を考えさせられた。講演を録音したテープがあるので、ご希望の方は田元(088−846−5657)まで
ご連絡を。

全盲のお上りさん(黒川)
―― 杖を頼りに都心を歩く 
 「盲人でも登山をしたい」という願いを叶えるべく、今から25年ほど前、関東を中心とする「六つ星山の会」が誕生しました。しかし、会員の中には北海道や沖縄の方もおり、関東地方で山行が計画されても、実際参加は不可能に近いので、全国各地に山の会がぼつぼつ作られ出し、高知県にも林さんの努力により「ポレポレ山楽会」が産声を上げ、平成8年1月嬉しい初登山を実施。
 このような現状を踏まえ、東京の六つ星山の会の呼びかけにより、「全国視覚障害者登山団体交流会」が開催されることになった。これに参画すべく、林さん(ポレポレ山楽会会長)とともに去る10月13日の19時
50分発の新宿行き夜行バスに乗った。
 14日早朝、高速バスを降りた全盲の2人、介助者なしの恐れ気もなく、人ごみの中を白杖片手に食堂と市内バスのりばを探す。開会まで時間はたっぷりあるので、近くのヘレン・ケラー協会点字図書館を訪ね、本日開かれている「視覚障害者サポートグッズフェア」を見学することにした。そこにはNTTドコモをはじめ14企業が競って最新機器を並べ、説明に追われていた。
 昼過ぎ、いよいよ今回上京の目的地宿舎でもある「戸山サンライズ」に向かう。
 午後4時からの交流会は、自己紹介で幕が開く。東は千葉、西は山口、南は高知、北は新潟から12団体(ちなみに全国には17団体ある)の代表50余名が集まり、当面の課題や将来の展望など情報交換がなされ、「山小屋風懇親会」へと舞台は変わっても、廃止はつきない。中でも高知同様どの会もサポーター不足解消が最大の課題のようだ…。
 翌15日11時、戸山サンライズを発ち、今回のメインイベント会場(日本大学の建物で、国際会議も開かれたことのある大ホール)に移動。1時より「視覚障害者登山の輪を広げよう」をテーマにした六つ星フォーラムの幕が開き、シンポジウムは体験発表と、林さんもパネリストを務めるパネルディスカッションを、続いて世界7大陸最高峰登頂を収めたママさん登山家の田部井淳子さんのユーモアたっぷりな講演に聞きほれ、予定の4時間はあっという間に過ぎ去り、もっと聞いていたい余韻を残しながら場外に…フィナーレは六つ星山の会の創立25周年祝賀会場となる日大のレストラン(チェリー)に集結、立食ながら記念の乾杯をする合わせ交流会が無事かつ成功裏に終わり、嫌が上にも盛り上がる。ほろ酔い機嫌で8時のバスに乗り、帰途に着いた。
 追伸 ―― 「ポレポレ」は登山の会と言ってもゆっくりのんびり山を楽しむという会です。幼児も参加できるハイキングコースから、一汗かく登山まで、プランはいろいろあります。視覚障害者もそうでない人も、入会のことは考えず、1度でもよいから一緒に野山を歩き、谷川のせせらぎや野鳥の声を聞き、あるいは心地よいそよ風を感じながら、森林浴をと、心身ともにリフレッシュしてくれる自然を満喫してみませんか?…待ってます…
        (「ポレポレ通信」より)

 問い合わせ:林道夫さん(電話0887−
54−0225)、
または「守る会」の片岡会長(電話088−
875−6452)までお知らせ下さい。

編集後記
             田元 美紀
 11月になり、急に涼しくなりました。昼と夜の気温差が大きく、体調を崩しやすい時期です。金木犀の甘い香りがした時、「ああ、秋が深まってきたなあ」と感じます。
 16日、教育基本法の「改正」案(実際には改悪案だが)が、与党の単独採決で通過してしまいました。教育現場での(更には官公庁、企業での)日の丸・君が代の強制が更に激しくなるのではないか、「愛国心」を盛り込んだ教育、誤った歴史観を植え付ける教育がなされて、中国、韓国・朝鮮、その他のアジア諸国から厳しく非難されるのではないか、と危惧しています。国際化時代に相応しい人権意識、「自分の国(地域)を愛するように他の国(地域)を愛することができる」ことを目的とした教育が求められています。
 また、全国各地の高校で、未履修科目があるためそのままでは卒業できない、というような問題が起こっています。大学受験を目的とした教育への偏重が主な原因だといわれています。受験に必要のない科目を軽視することがあってはならないと思います。
 いじめによる小中学生の自殺も大きな社会問題になっています。この問題を自らのこととして考え、命の尊さを知ったり、教えたりすることが必要です。それだけでなく、いじめをなくす、いじめで人がどれだけ傷つくのかを知ったり、教えたりすることも求められています。「自分の存在価値が認められている」と感じた時に自殺を思いとどまった、という人は多いのです。
 それから、働いているのに低賃金であるため最低限の生活さえもできない、という「低賃金労働者」が増えています。正規労働者と非正規労働者の間では、賃金、処遇の面で著しい格差があります。格差社会がなくなり、すべての人が憲法第25条に謳われている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障されるようになることを望んでいます。
 ところで、前号の「みちしるべ」は「自治体交渉報告特集号」でしたが、高知県内の点字版読者にのみ「銀行の緊急時連絡先」を同封しました。ご要望があれば墨字版、テープ版、メール版も作りたいと思います。
 12月17日、こうち男女共同参画センター「ソーレ」で、「第8回市民がつくる防災フォーラム」が催されます。チラシを同封いたします。
 今年も残り1ヶ月余りとなりました。これから、人権週間、障害者週間、クリスマス会、忘年会、年賀状書き、その他何かと忙しくなるでしょう。この1年間皆様のお世話になったことに感謝いたします。どうかよいお年を迎えられますよう、お祈りいたします。



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