みちしるべ
No199 2008年7月号

目次(ページ内リンク)
「第42回守る会総会」報告  井上 芳史
無免許マッサージ追放の取り組み  生田 行信
「目の見えない医師でかまいませんか」  藤原 義朗
須崎市で街頭署名と交流会  大原 保子
時は200X年(総集編)  松田 哲昌
奇跡の優勝  畠山 俊惠
ヤシイパークでバーベキューを行いました  中平 晃
自治体交渉担当者一覧  正岡 光雄
編集後記  田元 美紀

「第42回守る会総会」報告


             井上 芳史
 6月15日に27名(内、賛助会員2名)の参加で総会が行われました。
 今年は役員選挙がないので、ミニ学習会として「あはき業を取りまく諸問題」をテーマに県師会会長の田所次男氏を講師に講演が行われました。
 1.後期高齢者医療制度:65歳以上の障害者がこの制度に加入すると重度障害者医療費助成が打切られてしまう。高知市では後期高齢者はあはき補助券が貰えない(南国市では一般財源から補助)。現在、日鍼会・老人クラブ連合と一緒に市議会に請願書を出す準備を進めている。
 2.無免許業者取り締まり:あはき療養費取り扱いの推進を行っている。書類が整っていれば不支給はない。タイスパ問題では無免許の外国人を政府レベルで認める方向に進みつつあり。視協・守る会と一緒に取り組んでいきたい。
などと短時間ではありましたが話されました。
 総会は出席25名、委任24名で成立していることを確認し、議長に吉岡邦廣さん・井上奈美子さんが選ばれ総会が始まりました。今年は7月に県や高知市に要望書を提出しなければならないこともあり、特に県や高知市などに対する要望がたくさん出されました。
 1.盲人ホームについて:盲人ホームで働きたいが「お客が少なく新たに利用者を増やす余地がない、以前に治療院で働いていた方は対象外である」とホームの職員に言われた。出席者からは盲人ホーム設立の主旨に反するのではないか。研修期間があり、利用希望者がいれば受け入れなくてはいけない。守る会も盲人ホーム運営委員会に入り改善していけば良いのではないか。
 2.街づくりについて:帯屋町のアーケード内にある音声信号機は「青になるまでお待ち下さい」とアナウンスするが、青になったのかと間違えることがあるので不要である。横断歩道の白線が薄い箇所があるので改善してほしい。全盲にとっては電停の手すりが両側にあると車道側か、線路側かわかりづらい。車道側だけにつけるように統一してほしい。知寄町2丁目の音響式信号機の音を大きくしてほしい。
 3.参政権について:告示後すぐに期日前投票に行ったが、点字の候補者一覧表がなかった。立候補者確定後に選管の厳重なチェックを受けながら点字の作業をするので数日後になってしまう。

 総会後には恒例の懇親会があり、○×クイズ大会や勝ち抜きじゃんけんゲームが行われ、雑学名人には門脇さん、じゃんけん名人には松田さんが栄冠を手にしました。

無免許マッサージ追放の取り組み


生田 行信
 私たちの守る会では、無免許マッサージ問題について、県師会、視協との3団
体で継続して追放運動に取り組んでいます。毎月1回3団体の懇談会を持ち、実
情の把握と分析、今後の対策について話し合っています。また、1年に2回程度、
関係する行政当局(県医療薬務課や高知市保健所、県警本部生活安全課など)に
要望書を提出した上で交渉の場を持ち、法令に則った適正な取り締まりや指導を
要望しています。県議や高知市議の方に同席してもらい、この問題への理解を深
めていただくこともあります。届出施術所へのプレート配布やHPへの掲載と毎月
の内容更新などは前進面として私たちの要望の成果ですが、無免許取締という核
心部分での当局の姿勢は、私たちの要望にまともに検討、対応しているとはとて
も言えない状況です。「あん摩、マッサージ、指圧の法令上の定義が明確でない
から取り締まれない」の一点張りです。
 去る5月22日(木)にも高知市保健所に対し要望交渉を行いましたので、取
り組みや進捗状況を知っていただく意味でここに報告します。
 参加者は以下の各氏です。
高知市保健所地域保健課:○○課長、○○課長補佐、○○室長(主に答弁)、○
○、
都築の両医事担当
守る会:○○会長、○○あはき部長、○○事務局長、○○、○○賢市、○○
県師会:○○会長、○○無免許問題担当理事
視協:黒川
 要望内容と保健所の回答は以下の通りです。(要望書、回答書の原文のまま)
【要望1】
 プレート配布した治療施設である「○○○○○○」「□□□□」についてはプ
レートを返還して貰って下さい。(これらの施設は無免許者を雇用している可能
性が非常に大きい。)又「○○○○」については無免許者を雇用している事は明
白であり、HPの名簿から削除して下さい。(平成20年3月31日現在の名簿に
掲載有り。)
【保健所回答】
 ご指摘の施術所につきましては、引き続き、現地調査等を行ってまいりたいと
考えております。届出従事者以外の無資格の者があん摩マッサージ指圧を行って
いる場合には指導等を行うこととなります。一方で、施術所としては、有資格者
の施術についての届出がなされた施術所でもありますので、即時、プレートの回
収やホームページからの削除を行うことは困難であると考えております。
【要望2】
 タウン誌の誌面に「マッサージという語句」「あん摩、マッサージ、指圧施術
行為に見える画像」を掲載した広告が数多く見受けられ、今なお、増加傾向にあ
るので引き続き指導をして下さい。また、前回交渉時(平成19年11月29日)
の約束「平成20年3月末までに広告業者等に対し文書で指導する」について、
その指導文書の私どもへの提供をお願いします。(添付資料参照)
【保健所回答】
 タウン誌等に対しましては、平成20年3月、県市合同で、あん摩マッサージ
指圧に関する広告等についての説明を行い、あん摩マッサージ指圧等であると誤
解されることとならないよう協力を求めました(説明資料は別添のとおり)。説
明後には、事業者から広告の掲載内容について個別の問い合わせがあるようにも
なってきており、改善がみられております。今後とも、無資格者によるあん摩マ
ッサージ指圧等の防止について等、理解を求めていくこととしたいと考えており
ます。
【要望3】
無免許マッサージ治療施設(業者)と思われる「○○○」「△△△△△△」「□
□□□」「タイ古式マッサージ ○○○○○」「○○○○○○」「△△△」のそ
の後の調査及び指導結果について回答をお願いします。「タイ古式マッサージ
○○○○○」については、看板も依然として何ら変わっていない。これらの治療
施設(業者)に対して引き続き更なる調査指導を実施して下さい。
【保健所回答】
 改善を指導している施設につきましては、順次継続して、調査・指導すること
としたいと考えております。
【要望4】
 「○○○」の調査に基づいて貴職が平成19年11月8日付で厚生労働省に発
送した照会に対する厚生労働省の回答結果を聞かせて下さい。
【保健所回答】
 現在のところ、回答をいただくには至っておりません。
【要望5】
 旅館、ホテル、浴場経営業者等に対して、無免許者のあん摩、マッサージ、指
圧施術は違法行為である事を周知し、各施設で無免許施術をさせないように引き
続いて更なる指導をして下さい。(○○○、ホテル○○○○、○○○○、○○○、
○○○○湯、○○○○温泉など)指導の際、無免許者であることを承知の上で施
術をさせることは、その者に施術を依頼した事業所自体が法に抵触する虞がある
ことを文書に明記して下さい。
【保健所回答】
 ホテル、旅館及び公衆浴場の211施設・組合に対しましては、平成20年3
月、無資格者による違法な行為を防止するため施術者の国家資格を確認する等の
協力を求める文書を送付しました。また、2施設につきましては、文書を持参し、
口頭でも重ねてご協力をお願いしたところです。
【要望6】
 これまでと同様に引き続き一般市民に対し、市の広報誌等で機会あるごとに無
免許によるあん摩、マッサージ、指圧施術の危険性及び違法行為である旨を周知
徹底して下さい。

【保健所回答】
 市民の皆さまに対しましても、ホームページや市の広報紙等を通じて、無資格
者のあん摩マッサージ指圧等についての注意を喚起してまいります。

 当日は新聞社の取材もありましたが、記事の掲載はありませんでした。新聞社
のデスクのみならず取材記者本人もこの問題についての理解がまだ十分ではない
ようです。
 回答文をご覧頂いたとおり当局の腰は大変重い状況で「何のための法律か」と
言いたくなりますが、あきらめてしまっては無免許マッサージを私たち自身も認
めてしまうことになります。この問題は私たちの生活権の問題であると同時に、
県民、市民の健康と適正な医療を受ける権利の問題です。「とにかく粘り強く」
を合い言葉に今後も取り組んでいきますので、会員の皆さんのご協力をよろしく
お願いします。

「目の見えない医師でかまいませんか」


      藤原 義朗
*第1章 KQJ
 旧横浜市駅である桜木町駅の近くにある喫茶「ベックスカフェ」でコーヒーを喫んでいると、神奈川県ライトセンターの紺さんがやってきた。赤レンガ倉庫、横浜埠頭を廻りかつての官庁街へ行った。「K:キング」は神奈川県庁、「Q:クイーン」は横浜税関、「J:ジャック」は横浜開港記念会館である。Qは今から40数年前、馬渡藤雄さんの解雇撤回闘争が行われた所だと思いながら重い扉を触った。
 150年前の下田条約後の港の歴史が詰まっている。日本で最初の北欧料理専門店
「スカンディヤ」の前に人魚の銅像がある。これにも触った。雑技団の音がする中華街で広東料理を食べた。

*第2章 なごや会
 今回の旅行の目的の一つは、「視覚障害者の就労を促進する会」としてのインタビューである。毎回、ニュースでインタビューを載せている。今回は、横浜市中央図書館で働く
川上正信さんである。点字民報4月号で執筆された方だ。川上さんは、「なごや会」という図書館で働く視覚障害者の会の会長もされている。1978年、横浜市に入職後、障害者サービスを切り拓いてきた方だ。聞いてみた。「視覚障害者の企業で働く条件は?」
 1.働く能力と意欲 2.アシスタントの保障 3.パソコンなど機器の保障
と言う、さすが草分けの人ならではの言葉である。
 取材の後は視覚障害者への情報権の保障の話で盛り上がった。ぜひ高知にお呼びして読書権の話を聴いてみたい人である。

*第3章 ゆいまーる発足
@集まってきた医師
 欠格条項をなくす会の運動で、各種資格試験の規制緩和が行なわれたのは6年前である。その初年、上下肢麻痺で全盲の守田稔さんは、口答試験で医師の国家試験に合格した。2年後、全視協の副会長もされた大里晃弘さんが、点字で初めて国家試験に合格した。この人たちが挑戦される中で、中途で視覚障害になられた先生方の存在が明らかになり、連絡会を持つに至った。
Aゆいまーる結成
 6月8日に東京で行なわれた「ゆいまーる」結成総会には医師7名、理学療法士4名が集まり、視覚障害を持つ医療従事者の会「ゆいまーる」が発足した。「ゆいまーる」とは沖縄の言葉で「なかま」という意味である。
【二つの点でバトルが交わされた】
 一つは、「ゆいまーる」の対象範囲をどうするかということ。三療の人たちを入れるかどうかということである。三療の視覚障害者の人は圧倒的に多い。しかし、医師が持つ、電子カルテの課題、著作物の権利や、文書書きの補助などの課題を基本にしたい、ということである。私は、「マッサージ師も、介護保険の監査で文書記載などの点で変換命令を受けたりなど悩みは多い」などと発言した。
 規約の文書には起こさないが、組織の力量不足という点で三療の人たちは除くということになった。
 もう一つの論点は、会内の情報媒体である。忙しい先生方。会として点字や大活字を揃える余裕はない。電子メール媒体で通信は行うことになった。
B組織
 会長は前述の車椅子で全盲の守田稔さん、関西医科大学で性同一性障害の専門の精神科医である。副会長は10年前、スキー事故で全盲になり、元脳外科医で現在特別養護老人ホームで医療相談員をされている佐藤正純さんと、全視協の副会長でもある和泉厚治理学療法士。事務局長は大里晃弘さんである。
 なお、会員内のメーリングリスト「blind doctor(ブラインドドクター)」を立ち上げている。今、薬品識別コードや精神科文献のテキスト化について話が盛り上がっている。
 なお、会費は正会員年5千円、賛助会員年1千円である。

*第4章 記念講演
 高知の有光勲先生や欠格条項をなくす会からのメッセージ、聴覚障害を持つ医療従事者の会、タートルの会、そして、ロゴス点字図書館の橋本宗明さんから祝辞をいただき、講演会はスタートした。守田稔さんから、母と二人三脚で歩んできた体験発表が行われた。
 記念講演は、読書工房代表の成松一郎さんの「情報保障をどう進めていくか ―― 3つのキーワードから考える ――」である。来年の著作権法の改正で視覚障害者が一歩
著作物に近づける可能性のある話であった。「医学ジャーナルも入るのか」「リアルタイムでいけるのか」など質問は死活に関わるものであった。

*第5章 紹介して下さい
 「目の見えない医師でかまいませんか」と診察室の前に貼られている、書き込まなければならない文書がやたらに多い、言葉を出さない患者さんの診断が難しい、など医療機関で働く視覚障害者の課題は多い。工夫の情報交換や作っていかなければならない仕事基盤も多い。そのような時、看護師さんを始め、声もなく消されていった視覚障害者はたくさんいるはずである。
 ぜひ、「ゆいまーる」の存在を伝えていっていただきたい。
この「ゆいまーる」の発足、そして、発展が歴史を切り拓く一歩であることを確信した東京行きであった。

須崎市で街頭署名と交流会


  大原 保子
これまで高知市を中心に行われてきた「就労促進」街頭署名を今回は福祉保育労組と障高連主催の社会福祉研究集会や交流会の行われる須崎市で実施しました。
6月28日(土)11時30分、「太陽号」で盲学校を出発。途中4箇所で6人が乗車、守る会の会員や賛助会員を中心に総勢15名で玉蜀黍(とうもろこし)街道、いのインターチェンジより高知自動車道、須崎インターチェンジを経て、12時50分スーパーゆたかに到着。
早速、街頭署名に取り組みました。私も今回初めて署名用の画板を首にかけ、皆と一緒にスーパーの前に立ちましたが、人通りは少なく、そのうえあいにくの小雨模様。でもそんな中、「就労を促進する会」の吉岡会長、中平さん、井上奈美子さん、 片岡幸子さん、正岡先生など、7名の参加者が代わる代わるマイクを持ち、高知大学在学中に失明した
吉岡さんが大阪の日本ライトハウスで点字、パソコンの技術を修得し、現在、県や高知市の職員採用試験の点字受験も目指していること、しかし、高知ではその点字受験すら認められていないこと、今は30歳までとなっている採用試験の年齢制限を緩和してほしいことなどを求めて活動していることを訴えました。他にも買い物客一人一人に署名を呼びかける人も、このような声に応えて立ち止まり、署名をして下さる方が徐々に増えてきました。結果は、県知事と高知市長宛ての署名合わせて96筆、カンパはありませんでした。
次に、社会福祉研究集会の行われる須崎市文化会館にバスで移動しました。今回の講師は立命館大学の峰島厚先生。「障害者自立支援法をめぐる動向と課題」の演題でお話されました。何分にも勉強不足で、ここにその内容を記すことができなくて申し訳ありません。
午後6時から始まった交流会では、鯛、カンパチなどの新鮮な刺身や、美味しい料理を お腹いっぱい戴きました。帰りの都合で会場には1時間ほどしかいられませんでしたが、 皆さんしっかり他の団体の方たちと交流されていました。
宴たけなわの午後7時、私たちは「太陽号」で会場を後にし、来る時と同じように途中で1人、2人とバスを降り、8時過ぎに盲学校に到着したのは8人でした。夜はまとまった雨との予報が出ていたので、気がかりだったのですが、傘を差す必要もなく、家に帰り着くことができたのは幸いでした。

時は200X年(総集編)


             松田 哲昌
 このシリーズを書こうと思い立ったのは、世の中全体が、ある好ましくない方向に流されているのではないかと、直感したからである。不幸にして、まんざら私一人の危惧だけではなかったようだ。そこで、最悪のシナリオを書いてみたのであるが、これを書き始めた時から、社会は確実に変わってきたようだ。
 2000年初頭、小泉内閣から、安部、福田内閣まで、この間に、いくつかの重大な変化が起きてきた。まず、憲法を改悪するための審議機関が、衆参両院に設置されたこと。教育基本法が改悪され、過去の侵略戦争を美化し、愛国心が強制されかねない状況になったこと。戦場に自衛隊をいつでもどこへでも派兵できる、恒久法を目指す、大連立構想が、与野党の一部で企まれたりなど、いよいよその傾向があらわになってきたのだ。高知県においても、国民保護条例が可決されてしまった。
 今、私は、県議会の議事録や、各誌のスクラップにうずもれながら、書き続けたことを振り返っている。このシリーズを書き始めて、思い知らされたことがある。それは、ただ
書くだけなら、割合簡単だが、その裏づけになる資料を整えるには、想像以上に時間と労力を要することだった。
そして、いつか? X年が、来ないために、今何をしなければならないかも考えてみたい。(時すでに遅し)では、あまりにも不幸である。X年は、突然、偶然にやって来るのではないことは、これまでの歴史が教えているところである。すでにその兆しが現れているとしたら、皆さんいかがでしょうか? 

奇跡の優勝


  畠山 俊惠
7月6日の日曜日、高松市にある「総合福祉会館」で、第3回サウンドテーブルテニスの四国大会が行われました。
高知からは、山下晃さんと畠山が参加しました。
徳島県19名、愛媛県4名、地元香川県は 16名の参加でした。
競技は男女に分かれ、更に今年からは「アイマスクなし」の弱視の部が新たに加わり、4つの部で優勝を目指して熱い戦いが 始まりました。
私が参加した「アイマスク使用」の女子は14名でした。
私が過去2回の大会とも、1回戦で敗退 しているので、「せめて今年は1回戦突破!」を目標にこの大会に臨みました。
全体の4試合目、私の1回戦の相手は香川の19歳の女の子でした。1セット目をその 子に取られた時は、「ああやばい!今年もまた駄目か!」とちょっと思い気分になりましたが、2セット・3セットを私が取り、何とか目標をクリアーしました。
その後、2回戦・準決勝と順調に勝ち進んでいき、ついに決勝まできてしまったのです。
決勝の相手は徳島の松田恵美さんという 方でしたが、今年大分県で開かれる国体に参加されるとのことでした。
競技が終わった男性たちも駆け付けて、 大勢の人が見守る中、決勝戦が始まりました。
松田さんの1回戦を観戦していましたが、 火花を散らし合う白熱した試合をしていました。私は「ここまでこられただけで充分です。」負けてもともとと思い、胸を借りるつもりで試合に臨みました。
その相手から11対5、11対7と私が先に2セットを取り、自分でも信じられませんが優勝しました。今まで1回戦で負けていた私が、まさか優勝できるとは夢にも思いませんでした。この数ヶ月、週に1回は 春野の障害者スポーツセンターにバスで通い、何時間も練習してきたことが無駄ではなかったと思いました。
私も今年、国体に参加することになっていますが、この大会で何人もの人と試合ができたことは、本当によい経験になりました。これからももっと練習を積んで、国体でもメダルを目指したいと思います。
山下晃さんの方は、1回戦不戦勝で、2回戦は勝ちましたが、惜しくも準決勝で負けて しまったそうです。 しかし、「いつもよりミスもしなかった。」と言っていました。彼も スポーツセンターに行って、一生懸命練習していました。
それにしても、よその県には大きな大会が 開ける設備の調った施設があり、本当に羨ましい限りです。
いつもみんなで練習している盲ろう福祉 会館が利用できなくなったら、私たちは一体どこで卓球を楽しんだらいいのでしょう。 高知市にも、私たちが自由に利用できる充実した施設を、是非造っていきたいと思います。

ヤシイパークでバーベキューを行いました


         青年学生部 中平 晃
 5月11日(日)レク部と青年学生部で、香南市夜須町のヤシイパークにてバーベキューを行いました。参加者は8名でした。青年学生部からは中平と吉岡さんの2名が参加しました。また、ボランティアとして平成福祉専門学校の学生さん2名に参加していただきました。
前日は雨でしたが、幸い、当日は曇りのち晴れでした。天気にも恵まれ、海からの涼しい風の中、皆で準備を行い、バーベキューを行いました。中平も野菜を切りました。
また、急遽近くのサイクリング場に行くことになり、2人乗り自転車で心地よい汗をかきました。自転車をこいだのは十何年ぶりでしょうか。
楽しい1日でした。今度はもっと大勢で行きたいですね。

自治体交渉担当者一覧


正岡 光雄
 第1回目 7月31日(木) 森本 あはき関係16時〜17時
 第2回目 8月7日(木) 有光、大野、門脇 県15時10分〜17時10分
 第3回目 8月14日(木) 片岡、井上奈美子 高知市13時〜14時50分、
県15時10分〜17時10分
 第4回目 8月21日(木) 井上芳史、
浜口、畠山 高知市13時〜14時50分、
県15時10分〜17時10分
 第5回目 8月28日(木) 山崎、正岡 
高知市13時〜14時50分、県15時
10分〜17時10分
 第6回目 9月4日(木) 中平、吉岡、大原 県立図書館13時〜14時50分、
高知市15時10分〜17時10分 
生田、藤原 県(障害福祉課)18時〜
20時

編集後記


             田元 美紀
 先月、万々飯店のメニューを新しいものに替えました。メニューそのものは変わっていないのですが、値段が上がったから新しく替えたのです。
 万々飯店の新しいメニューを見た時、物価の上昇を感じさせられました。食料品、ガソリンといった日常生活に必要な物の値段が上がったため、生活費を切り詰める家庭、人々が増えています。貧しい人々の暮らしがますます苦しくなるばかりです。
 でも、諦めてはならないのです。格差と貧困をなくすために、声を大にして要求しましょう。できることから始めましょう。
 さて、「守る会」の定期総会も無事成功し、7月に入り、梅雨が明けました。よさこい祭りに向けて、それぞれのチームが練習に励んでいます。この季節になると、私はいつも思うのです。どうしたら視覚障害者、特に全盲の方がよさこい祭りに参加(スタッフとしての参加も含む)できるようになるのだろうか…と。
 次号で、「みちしるべ」が200号を迎えます。200号には、歴代の編集長、「守る会」の初代会長、県外の点字民報社や全視協の方の「200号に寄せる思い」についての投稿、全視協の創立大会や「守る会」結成の思い出、過去の記事から選んだものなどを掲載する予定になっていますが、ご意見がありましたら、編集部までお寄せ願います。
 また、201号以降にも、多くの読者からの投稿を載せたいと思いますので、どうか積極的にお寄せ願います。



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