みちしるべ
No 203  2009年2月号

目次(文書内リンク)
一般社団法人へ向け、Goサイン! 飛んでいったティッシュ(全国委員会報告)  藤原 義朗
全視協第9回弱視者交流集会・参加者総会 報告  川田 佳子
松山(道後温泉)1泊旅行報告  濱口 誠一
12月18日のバスロケーションシステムの公開試験に参加しました  中平 晃
ICカード「ですか」の販売・運用が始まった  田元 美紀
編集後記  田元 美紀

一般社団法人へ向け、Goサイン!
飛んでいったティッシュ
(全国委員会報告)


藤原 義朗
 全視協第28大会期第4回全国委員会に全国委員として藤原が行ってきました。手つなの報告と共に高知に関することや感想も含めて報告します。尚、詳しい報告は点字民報3月号に掲載されます。賛助会員さんの中でもまだ点字民報を購読していない方がおられましたら、この機会にぜひご購読をお願い致します。月刊200円(墨字)です。

1.一般社団法人へ向けGo!
 今から20数年前に、全国の仲間からの寄付で集めた3千万円を超す事務所基金も次第に目減りをしてきており、あと10年後には枯渇してしまうと言われている。2年前の全視協大会では、点字民報を隔月化して出費を抑えるしかないなどの執行部提案が出てきたほどだ。全視協は障全協と共に入っているビルに家賃を、年間約150万円支払っている。
 そんな折、全視協に事務所をお譲りしたいという人が出てきたのである。しかし、今の任意団体では贈与税だけでも4千万円以上かかるともいわれている。そこで、法人取得の話が出てきたのである。
 さて、NPO法人にするか、社会福祉法人か、それとも昨年新設された一般社団法人、もしくは一般財団法人かという話になった。執行部から調べた資料の紹介があり、一般社団法人が財産要件もなく、活動に制限が少ないのではないかということで、お金も出して調査していくことになった。「いつどのような段階で法人化の手続きをしていくのか」など質問を出したが、まだ不透明な部分が多いので具体的には示せなかった。どうやら石川大会での法人設立には間に合わないだろう。他に課題として、障全協などとの関係をどうするかなどの問題も残る。寄贈者のご好意に応えるためにも、やってきたチャンスを生かすためにも全国で団結を固めたいものだ。

2.点字民報を広げ、全視協列車に乗る会員を増やして金沢に
 この半年間に全視協は会員をわずか1人増やした。会員を4人増やした高知からは就職や進学の取り組みで会員を増やした経験を報告し、活動スタイルの脱皮を求めた。全国からも、お世話活動をしているところ、そこで困っていることに対し解決していく姿勢、それが会員拡大につながっていることを感じた。遊びだけでは全視協は伸びないと思った。
 点字民報は、墨字で150部宣伝誌がある。増誌に生かしてもらいたいと執行部から要請があった。高知からは、「地元の記事が出た時は増やしやすい。そんな時は多めに廻して」と、頼んでおいた。
 点民拡大と会員拡大は、執行部任せにせず、守る会会員一人ひとりが自分の責任として受け止め、声かけしていくことが前進につながる。
 正岡会長からも、石川大会には多くの仲間を広げて迎えたいと檄(げき)が飛ばされた。

3.財政のこと
 6年前の札幌大会で、全視協の機関紙として点字民報が位置づけられた。そして、全視協財政の中でその割合が次第に大きくなり、今や52%を占めている。点字印刷費にお金がかかっているからだ。執行部も大阪の点民社に出向き値下げの懇談などしている。印刷にお金のかかることは視覚障害者団体の宿命かもしれないが、財政難の中これは厳しい。会員の中でメール版で構わない方がおいでたらメール版に切り替えてほしい。墨字版の点字民報のご購読を再度お願いいたします。

4.あはき 
―― 飛んでいったティッシュ ――
 担当の東郷執行委員より、柔整師が一度に3箇所も打撲や捻挫をしたなど不正請求をしている資料や、医療機関に診療報酬であはきにどれくらい出ているのかの資料など提示があった。また介護保険施設でのあはき師の加算についても説明があった。
 全国から無免許取締りの活動報告があった。北海道からは、白衣で行動をしていると「何だ何だと人が集まってくる」。高知からは、ティッシュと一緒にチラシを配布している。よく取ってくれるなどの話をした。見本に無免許取締りの内容と3団体名の印刷されたティッシュを5つ持っていたのだが、全国の仲間で取り合いになった。「作る経費は?」など何人もから訊かれた。

5.点字プリンター
 全視協は印刷効率アップの為に400万円のプリンターを購入する予定である。全国から80万円のカンパを募っている。現在、55万円まで集まっている。高知の負担は
5万円である。ご寄付をよろしくお願いいたします。
6.石川大会
 第29回石川大会は、6月12日(金)〜14日(日)まで行われる。1日目から2日目の昼間で代議員総会、その後、全国交流集会が持たれる。大会終了後、能登半島に全視協観光バスツアーが出発する。
 今回、分科会で高知の担当は労働の分科会である。なお、夜には原水爆禁止世界大会へ参加された人の交流会が予定されている。

7.次の全国委は9月12日・13日、手つな14日
 財政難の折、大会以降の秋の全国委員会は止めにしよう、など意見が出された。高知の拡大役員会でも同様の意見が出ている。しかし、法人化の獲得など課題は山積、9月に東京に集まることになった。

8.その他
 書ききれなかったが、点字受験の報告、音十愛ちゃん、バスロケ、点字図書館、青年問題、裁判員の取り組み、介護保険、などなど報告した。全国の頑張りにも感動したが、高知の取り組みも光っていた。

9.手をつなごう 
―― 水面下では激しい綱引き ――
*「手をつなごうすべての視覚障害者集会」の報告
・講演「障害者自立支援法、国の見直しと私たちの運動 ―移動支援を中心に― 」:
障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会の白沢事務局長より講演が行われた。日本が障害者権利条約の批准を迫られている今、差別禁止法を制定するのでなく、障害者基本法の中に差別禁止条項を設けてごまかそうとする政府の動きがあること。
・応益負担を残して介護保険との統合を目指すのか、応益は止めて見直しの方向を目指すのか、水面下で激しい綱引きが行われていること。
 などが話の中心であった。
このようなぶつかり合いの時、政治を変えていくことの大切さが語られた。

○自立支援法、主な改定は2011年以降
 手をつなごう要請行動は、1.自立支援法 2.あはき 3.郵政会社 4.地デジ
5.警察庁 6.コンビニローソン という6箇所にそれぞれチームを作り、要請を行った。正岡先生と藤原は、障害者自立支援法の行動へ行った。正岡先生は要請行動責任者、藤原は全大会での報告者としての任務を持って臨んだ。
@今年7月から財産要件はなくなるため通帳の提示はなくなること。
A移動支援事業が自立支援法の介護給付に入るといわれるが、対象は重度の視覚障害
者ということである。その重度については検討中ということである。また、それはあと
2年後からであろうとのこと。
Bホームヘルパーは1時間半で1単位という制限はないとのこと。
C障害程度区分は医師や調査員の書き方によってばらつきがある。なくしていくよう
に努力していきたい。
Dハーネスが補装具に位置付けられてないのは説明がつかない。検討してみるとのこと。
 など、報告したいことはたくさんあります。白沢さんの講演はICレコーダに録音していますので、必要な方はご連絡下さい。

全視協第9回弱視者交流集会・参加者総会報告


              川田 佳子
 皆、みちしるべをどの時間に読むのかな。おはよう?こんにちは?それとも就寝前の一番ほっとする時間かな?どの時間に会えるんだろう…。 皆、元気してるよね。
 今日は、1月24(土)、25(日)に大阪で開催された第9回弱視者交流集会・参加者総会の報告をさせていただきます。参加者は、2日間延べ人数41名です。参加者数は少なかったと思いますが、全体会、参加者総会、講演共に中身は充実していたと思います。もちろん夜の交流会も…?
24日の14時開始。開会挨拶、基調報告の後、弱視者委員会の統一要求資料を作成する為に、「街づくり・生活全般」「文字・情報」「制度・就労」の3分科会に分かれて、それぞれに会を行いました。この要求資料は、後日事務局長に送ります。
 25日は、分科会報告、意見交換、参加者総会、午後からは講演を行いました。
 参加者からの意見を記します。
 「文字・情報」について出された意見です。
 1.文字や用紙の大きさには、色々柔軟な対応が必要です。多くの人が用いる文字サイズや用紙サイズは、個別の物とは別に考えて工夫し柔軟な対応が必要なのではないか。
 2.弱視は、文字を読むのには工夫がいるし、書くことはなお困難です。自分の視力に文字ポイントを併せるのは不可能に近いと思います。結局のところ代筆という状況が生まれて来ざるを得ません。この状況では、代筆制度を確立しなければいけないのではないでしょうか。
 3.弱視は残存視力・能力をどう生かしていくかというところから運動が始まっていると思います。代筆も当然あっていいと思います。が、自分で書きたいとの思いでは拡大文字が必要になってきます。残存視力を生かす観点からも拡大文字化は要望します。教科書についても、全視協として拡大文字化という問題を見据えていかなければいけないと思います。
 「制度・就労」で出された意見は、
 1.制度を受けられる身障手帳の等級を、中・軽度障害者ではなく、3級までにと要求の用語を統一してはどうか。
 2.見え方は千差万別で、視力だけではくくれません、視能力や視野の問題もあります。等級を3級と、枠をこちらでくくるのは問題だと思います。その時の状況によって見え方も変わったりすることも実際にあります。
 3.色々な状況を踏まえても、事実、中途視覚障害者は制度の狭間にあります。この狭間を考え、現実に用語で身障等級3級までということは全視協も考えていかなければいけないと思います。
 「街づくり・生活全般」については、弱視者委員よりLED信号機について意見が出されました。LEDについては、これから調査し、弱視者の意見も集約し、要求の検討をしていきたいと思います。この内容は点民に掲載します。
参加者総会では、弱視者委員会から活動方針(案)が提案されました。この中で、今後の活動を支える財源のあり方について書かせて頂きます。
 弱視者委員よりの口頭提案です。この提案に対しての案は何もありません。弱視者委員会は正式な機関でもありません。どうすればよいのか?会費制にすればよいのか?会を支えていくには、お金がいります。議論をしてほしいと思います。
 この提案に対しての意見です。私たちは目が悪いという点からは、全盲も弱視もなく同じ視覚障害者であるのに、全視協の中で、弱視の財源がどうのというのは…。部とか委員会の位置付けで変わってくるとは思います。が、部とか委員会とかの名称ではなく、別に財源を作らなければいけないというのはおかしいと思います。全視協の同じ予算の中にあるべきで、行動も共にすべきだと思います。会があり別の要求が当然ですが、全視協の運動の中の一つにできないものかと思います。
 この提案、他の提案に対しても参加者から、色々な意見が出されました。短い時間の中では、なかなか、弱視者委員会の活動方針(案)は決めることはできませんでした。弱視者の要求運動はこれからが始まりです。弱視者にとって、普通に見えて、書ける、危険を伴わずに歩ける。白杖を持たない視覚障害者の、真のバリアフリーを、皆で考えましょう。
 午後の講演は大阪医科大学付属病院の視能訓練士を講師に迎えました。長年ロービジョンケアに携わってきた先生です。視能力、個人の残存視力を探すため、あらゆる検査をし、助言をする。症例を交えて話して下さりました。遮光メガネや、他に、ちょっとした検査をする用具も持って来ていました。参加者皆に回して各自検査?したりもしました。話の中で、ロービジョンケアには保険点数が付けられていない。身障手帳の等級が両眼視力の和で決まってくると話されました。講師の先生もこのことには、怒りを感じているようでした。個々の障害を和で判断する。ありえないことです。弱視者の残存視力を生かすケアに対して保険点数が付いてないのもありえないことです。この2つについて、弱視者委員会として運動を始めなければいけないように思いました。
 最後になりましたが、現在の弱視者委員は11名です。井上(高知)・氏野(大阪)・
川田(大阪)・上村(千葉)・島田(奈良)・高橋琴絵(埼玉)・高橋(福岡)・東郷(東京)・永沢(千葉)・藤野(新潟)・藤本(大阪)

  松山(道後温泉)1泊旅行報告


濱口 誠一
 1月10日(土)、11日(日)にレク部を中心として行われた1泊旅行の報告を簡単に書きます。
 このところ、役員会を始め、夏のビヤホール、忘年会など守る会の活動にあまり参加できなかったのと、松山旅行は学習部としても計画して取りやめになったいきさつもあり、是非参加して久々にみんなと会ってゆっくり話もしたいと思い、加えて貰いました。
 内容は大変盛りだくさんで、タオル館見学、愛媛民視協との交流、「学習会」、アサヒビール園見学と食事などなど、多彩でした。
 10日(土曜)の午前10時に出発し、タオル館のレストランで少し高めの昼食をとり、タオル製品などを見たり買ったりして道後の「友輪荘」に到着。タオル館では「美術館」がありましたが、入館はしなかった。タオルが美術になっているのは私の貧弱な感性では何とも理解し難く、できれば少しだけ入ってみたかったというのがここでの感想です。
 夕食を兼ねて行われた愛媛民視協との交流も、和やかにして熱気のこもったものと なりました。更に、その後の二次会も、夜の 
更けるのも忘れて(そのためか私のダメージは翌日に残った?)楽しく行われました。愛媛民視協の皆さん、ありがとうございました。
 さて、2日目の午前は、今回のメインとも 
いうべき学習会。柱は「盲学校移転問題の経緯と現状」を松山盲同窓会長楠本光男氏を講師に、愛媛の現状を踏まえての運動、課題を 
乗越えながらの団体の協力など教訓も交えての説明を聴きました。地域の特徴やいくつもの団体が協力する大切さ、難しさなど、大変参考になりました。どの地域でもやはり盲学校が視覚障害者の福祉、文化的活動の拠点だということには変わりなく、現在地に残ることになったことはひとまず安心というところのようですが、本県にとっても今後の 参考になりそうな話でした。
 2本目は、高知の市・県公務員採用試験の点字受験の実施を求める運動の経過と現状を吉岡邦廣さんが報告しました。点字による 
出題が実現した県、高知市も目途が立ちそうなこともあり、明るいニュースとして報告されました。出題方法や受験者の学習などこれからの問題もあることなども話されました。
 なお、他でもニュースもあり、ここでは この程度の報告にしますが、録音もありますので、様子を詳しく知りたい方は聴いて下さい。
 午後は帰りながら、アサヒビール園での 食事(飲み放題・食べ放題)となりました。 
私は昨夜のダメージがあり不調と思って いたのですが、美味しいビールのせいか食事が思いっきり進んで大変楽しいものになりました。肉などを焼いて下さった津野田さん、大変お疲れ様でした。肉を挟む手が疲れて帰りの運転に差し支えそうになるまで頑張ってくれました。お腹を叩いて満足そうなレク部長の顔色も大変よかったようでした。大変 満足!!でありました。
 11名の参加者は無事に帰り着き、また 
愛媛民視協の皆さんの元気な姿に接し、大変有意義な旅行となりました。最後になりましたが、この旅行を安全にそして楽しく、支えていただいたドライバーの津野田さんに篤く感謝をしながら、この報告を終えさせていただきます。

12月18日のバスロケーションシステムの公開試験に参加しました


              中平 晃
 まずは下記をお読みください。
四国総合通信局 平成20年6月3日の報道資料
http://www.shikoku-bt.go.jp/press/2008press/200806/20080603.html
より一部抜粋して転載。


転載ここから ――
「地域バスのための無線の利活用に
関する調査検討会」の開催
1 背景・目的
 バスは、日常の買い物、通院、通学に利用される等、地域生活に密着したものとなっていますが、マイカーの普及や過疎化に伴う利用者数の減少、天候や渋滞などの影響による到着時刻の不安定さ等の課題をかかえています。
 そのため、都市部ではバスロケーションシステムを整備し、バスの位置表示や到着予定時刻等を利用者に提供することでバスの利用促進を図っています。
 一方、地方では、都市部のような高機能なシステムは、経済的事情やシステムのサポート面から構築できない状況にあります。
 そこで、本調査検討会では、地域の実情にあった低コストで柔軟に構築できるバスロケーションシステムの実現のための無線の利活用について検討します。
 これにより、過疎地域等においてもバスロケーションシステムの導入が可能となり、地域にお住まいの方々の利便性の向上が期待できます      ―― 転載ここまで

 守る会は「地域バスのための無線の利活用に関する調査検討会」を何度も傍聴させていただいてきました。視覚障害者の立場で意見を述べたこともあります。
そして2008年12月18日(木)、公開試験が行われました。守る会から7名と私中平のガイドヘルパー1名が参加しました。公開試験の資料は下記にあります。
四国総合通信局:平成20年報道資料/安価で柔軟に構築できるバスロケーションシステムの公開試験のお知らせ
http://www.shikoku-bt.go.jp/press/2008press/200811/2008111803.html

 公開試験の内容を簡単に説明すると、かるぽーとで公開試験の説明を聞いた後、2班に分かれました。守る会は1班でした。
1班から先に公開試験用のバスに乗車し、高知駅方面からはりまや橋に向けて進みました。
はりまや橋の手前2つのバス停からが公開試験用のバス停になっていました。要所要所で車内で説明もあり、はりまや橋に到着後、今度は2班が来るのを土佐電鉄ターミナルビルに設置した公開試験用のシステムの前で待ちました。ここはバス停ではなく、ホテルや病院の中でバスが来るのが分かるということを想定した試験でした。
2班が乗車したバスが2つ手前、1つ手前、はりまや橋のバス停へと来るたびに液晶画面にはバスの位置が表示され、音声案内でもバスがどのバス停を通過したかや、もうすぐバスが到着することが分かりました。
一緒に参加した藤原さんが関係者に改善点等を述べられていました。また、一緒に参加した吉岡さんや私中平が新聞記者さんに話を聞かれました。
 今回は公開試験でしたが、このシステムが実際に運用されれば視覚障害があっても今までよりはバスを利用しやすくなると思いました。

下記で記事を読めます。
バスロケーションシステム:現在地表示、技術的問題なし 高知市で公開試験/高知 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20081219ddlk39010577000c.html

 3月5日(木)14時〜16時に、高知会館2階白鳳で、高度道路交通システムに関する講演や調査検討会の報告が予定されています。参加は無料です。

ICカード「ですか」の販売・運用が始まった


     田元 美紀
 1月11日(日)、新京橋プラザ前で催されたICカード「ですか」体験乗車に参加した。体験乗車の前に、大丸前で販売されていた無記名式の「ですか」を私も買った。オープニング記念として発行された限定販売の、土佐犬と尾長鶏がデザインされたものである。体験用の「ですか」を借りて体験乗車をした。
 「ですか」とは、あらかじめ料金をチャージ(入金)しておけば、電車・バスの乗降時にカードリーダー(読み取り機)に軽く触れる(タッチする)だけで運賃の支払いができるカードである。もちろん、整理券も不要である。1月11日から販売が始まり、25日から運用が始まった。
1枚で土佐電鉄、土佐電ドリームサービス(空港行きのを含む)、高知県交通、県交北部交通、及び高知県交通の車両が運行する高知高陵交通の一部区間(須崎〜杉の川・檮原)の各路線(貸切・高速バスは除く)で利用できる。
 「ですか」は、環境省の「省CO2型都市づくりのための面的対策推進事業」の採択事業である。公共交通利用によるCO2削減量がエコポイントとして計算され、貯めたエコポイントは高知県の温暖化対策の取組みに活用され、地球環境に貢献する。

  *「ですか」の種類 
 「ですか」には、無記名式、記名式、定期券とがある。
無記名式のは大人カードのみだが、記名式、定期券には小児カードとナイスエイジカードもある。小児カードは小学生が対象であり、12歳の4月1日まで有効である。ナイスエイジカードは65歳以上の方が対象である。
記名式のは記名人のみが利用でき、紛失時にも再発行ができる。購入時に氏名・性別・生年月日・電話番号の登録が必要である。定期券はチャージしておくと定期券区間外を乗車した分の運賃の精算ができる。
 大人カード、小児カードには障害者カードもある。障害者カードを購入する際には、本人確認のため身体障害者手帳または療育手帳が必要である。有効期限は1年間で、有効期限の14日前より「ですか」取扱い窓口で更新手続きをすることができる。
 障害者介護用カードは、第1種身体障害者手帳または療育手帳の交付を受けた方の介護人として、同一区間を乗降する場合にその介護人が利用することができる。カードの券面には、介護を受ける障害者大人用(小児用)カードの方の氏名が印字され、「介護」と表記される。介護用カードを購入する際には、第1種身体障害者手帳または療育手帳の交付を受けた方と同伴で「ですか」取扱い窓口へ行って手続きをする。有効期限は障害者大人カードと同じく1年間で、有効期限の14日前から「ですか」取扱い窓口で更新手続きをすることができる。

  *「ですか」の利用方法
 乗車時には、「ですか」を乗車口のカードリーダー(青地にカードをタッチしている絵が表示されている)にタッチすると、「ポーン」と音がし、カードリーダーの両側が浅緑色に光る。カードリーダーの上の黒い画面に残額と整理券番号が赤文字で表示される。「ポーン」と鳴らない場合、「もう一度タッチしてください」という表示が出る場合にはもう一度タッチする。「このカードはご利用できません」という表示が出る場合、更新期限が過ぎているので、現金で支払う。
 降車時には、「ですか」を運転席の左横の運賃箱に付いているカードリーダーにタッチすると、「ピポッ」という音がし、両側が浅緑色に光る。画面に白抜き文字で運賃と残額が表示される。もし、運賃と残額が表示されず、「もう一度タッチしてください」という表示が出る場合、読み取れていないのでもう一度タッチする。「残高不足です」という表示の場合には、乗務員に申し出、チャージして精算する(差額を現金で支払うことはできない)。「乗車記録がありません」という表示の場合には、乗務員に申し出る。
 画面に表示される文字は、降車口付近のは黒地に白文字で、しかも大きいので読みやすいが、乗車口付近のは黒地に赤文字なので弱視の方には読みにくいことがある。また、点字による残高・運賃などの表示が出ないのは残念である。
 残高の確認は電車・バス車内のカードリーダーの他、「ですか」取扱い窓口で確認できる。残金が少なくなった場合には、同じカードにチャージすれば繰り返し利用できる。上限金額は3万円である。「ですか」取扱い窓口、電車内、バス車内(高速バス・貸切バスは除く)でチャージできる。また、高知駅バスターミナル・はりまや橋サービスセンターに自動チャージ機が設置されている。
「ですか」は、パスケースに入れたままでもカードリーダーに読み込ませることができる。但し、他のICカードが重なっていると誤作動の原因となる。1枚で複数人の支払いはできない。また、現金との併用払いはできない。
 電車での乗換・乗継の際には乗換・乗継情報が書き込まれるので、乗換券・乗継券は不要である。乗降の際、その都度カードリーダーにタッチするだけでよい。
乗換場所:はりまや橋・電鉄ターミナルビル前 
乗継場所:領石通・文殊通・知寄町・枡形・鏡川橋・朝倉など

  *「ですか」の販売箇所、価格、その他
 「ですか」は下記で販売されている。
 (※は無記名式のみ)
 ※高知駅バスターミナル窓口 
088−873−0193
 ※電車・バス車内
 はりまや橋サービスセンター 
088−882−0119
土佐電鉄ごめん窓口     
088−863−2376
 高知県交通一宮窓口     
088−845−1611
 高知県交通長浜窓口     
088−842−2328
 高知県交通高岡窓口     
088−852−1285
 価格は、無記名式2,000円、記名式
2,000円以上である。内500円はデポジット(預かり金)である。定期券では、記名式カードに定期券機能が追加される。定期購入では定期金額+カード保障料(デポジット)500円が必要。
 払戻しの際には、残額払戻し手数料として200円が必要だが、残額がある場合にはその中から差し引かれて払い戻される。また、デポジット500円も返金される。
 破損した場合には、「ですか」を取扱い窓口に持って行けば新しいカードの再発行を受けられる。再発行手数料200円が必要である。
 その他、「ですか」についてのお問い合わせは:

 株式会社 ですか
  088−882−6366 
  営業時間 8:30〜17:30
 はりまや橋サービスセンター
  088−882−0119
  営業時間 8:00〜19:30

 1月25日を過ぎてから、私も早速真新しい「ですか」を利用した。乗車時の「ポーン」という音、降車時の「ピポッ」という音には毎回感動する。 
 参考リーフレット:「ICカードですか総合ガイドブック」 

編集後記


             田元 美紀
 既にご存知のことと思いますが、高知点字図書館で、退職者の後任を配置しないようにする、職員を削減しようとする動きが起こっています。また、委託点訳・委託音訳のため預かった利用者の本がしばしば紛失するという問題も起こっています。それから、点字の分かる職員が2人しかいないというのも問題だと思います。
 だが、そのような厳しい状況の中でも、私は点訳ボランティアの1人として、「数学・理科記号、楽譜などの専門的な点訳、音訳、点・音訳物の校正のできるボランティアを養成してほしい」「いろいろな外国語(エスペラントを含む)の点訳、音訳、点・音訳物の校正を行ってほしい」といつも思っています(昨年夏の自治体交渉でも「守る会」の陳情書に要求項目として書いていただきました)。視覚障害の有無を問わず、様々な分野の本を読み、情報を得る権利、学び、使う外国語を選択する権利があります。
 立春を過ぎましたが、まだ朝晩の気温が低く、体調を崩しやすい時期であります。どうか体調には気をつけられますようお祈りいたします。
 「守る会」の賛助会員が増えてきているので、大変嬉しく思います。
 「みちしるべ」への皆様からの投稿をお待ちしております。特に初めての方の投稿、大変歓迎いたします。



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