みちしるべ
2009年7月 号外 例年の真夏の自治体交渉
目次(ページ内リンク)
1 例年の真夏の自治体交渉 ――今年も会員の皆様方のご協力をお願いいたします〜陳情書はどれも全て皆さまからの要求で作られました。
資料1 県交渉日程等
資料2 高知市交渉日程等
資料3 自治体交渉担当者、担当日、
会員の皆々さま、猛暑の毎日です。お変わりありませんですか?間もなく納涼会も持たれます。暑さ凌ぎに盛大に飲みましょう!
8月には今年も皆で作り上げた「要求書」を携えて県や高知市との話し合いを行います。是非昨年を上回る参加とそして日ごろの思いをお役人衆に聞いてもらいましょう。
交渉(意見交換会)は後の資料に掲載してありますのでご覧下さい。
@集合時間は各々の交渉の10分前に県庁通り電停北西角です。担当責任者が誘導します。交渉の指揮は「担当責任者」が行いますので指示に従って下さい。なお会員の方には交通費を1日500円ずつお渡しします。また交渉時間は8月中の毎週木曜日、1時集合。県庁電停北西角。1時10分〜3時高知市。同3時15分〜5時15分県。(3時の待ち合わせはありませんので後半のみの参加の方は直接交渉場所までおいで下さい)。9月3日(夜、県障害保健福祉課のみ)6〜8時。集合5時50分。県庁通り電停北西角です。
A上にも書きましたように陳情書は会員の皆さまの声で作られました。先ず「守る会総会」において会員の皆さまから意見を出していただきました。次いで役員や「要求検討委員会スタッフ」から追加の要求を出してもらい、そして、昨年実現したり古くなったりした要求は削除しました。また、新たな要求事項を盛り込んだ陳情書を作成しました。この大変面倒な仕事は要求検討委員会のスタッフによって行ってもらいました。中でも、パソコンに堪能な吉岡君や永田先生は大活躍でした。
陳情書は交渉の際お渡しします。メールによる陳情書をご希望の方は正岡まで電話もしくはメールでご請求下さい。
B補正予算で(選挙目当てとも言われていますが)「視覚障害者への情報整備事業」を掲載しましたが図書館への交渉の際に活用して下さい。
C「交渉のあらまし」は後ほど(9月以降)「みちしるべ」特別号でお知らせいたします。皆さまからの感想や意見も掲載したいと思っておりますのでご投稿をお待ちします。
何かご質問がありましたら電話等でお聞き下さい。また交渉に関して有利な情報がありましたら、それも正岡まで電話下さい。
以上宜しくお願いいたします。
平成21年度陳情にかかる意見交換日程予定をご連絡します。
調整を行っている日程は8月6日、8月
13日、8月20日、8月27日、9月3日
の各木曜日です。
時間は15時15分から17時15分の2時間で、30分ごとの交代で予定を組んでいます。
8月6日の場所は県の本庁舎地下第4会議室
15時15分から後期高齢者医療制度と特定検診について国保指導課及び健康づくり課
15時45分から音響信号機及び白線について県警交通規制課
16時15分から教育について特別支援教育課
8月13日の場所は県の本庁舎地下第4会議室
15時15分から無灯火運転等の取締りについて県警交通指導課
15時45分から土佐電鉄及び土佐くろしお鉄道等について公共交通課
16時15分からあはき関連および医療センターについて医療薬務課及び医療センター経営対策課
16時45分から防災について地域福祉政策課及び地震防災課
8月20日の場所は県立図書館3階の大会議室
15時15分から子育て支援について幼保支援課及び小中学校課
15時45分から読書権について県立図書館
16時15分から点字ブロックと歩道の安全管理について道路課
16時45分から消費者問題について
県民生活男女共同参画課及び経営支援課
8月27日の場所は県立図書館3階の大会議室
15時15分からあはき関連について県警生活環境課
15時45分から広報誌のさんさん高知と県議会だよりについて広報広聴課及び県議会事務局
16時15分から雇用就労問題について人事課及び人事委員会
16時45分から街づくりの県庁の点字ブロックについて管財課
障害保健福祉課は9月3日の18時からを予定しています。変更があればすぐにご連絡します。よろしくお願いいたします。
県障害保健福祉課 上野
088−823−9634
その後、県から次のような連絡がありました。
8月20日16時15分からの点字ブロック及び歩道の安全管理について道路課との時間を、8月13日15時25分ごろからで県警交通指導課の後に変更しました。
8月13日は15時15分から16時
15分の1時間で、県警交通指導課と道路課と公共交通政策課の3課とお考えください。
内容は無灯火等取締りと点字ブロック及び歩道の安全管理と土佐電鉄及びくろしお鉄道です。
8月20日は道路課の変更のため消費者問題16時45分からの予定を30分前にずらして16時15分からに変更です。
*陳情会の日程
(時刻の後の数字は陳情の番号です。
内容は当日配布される陳情書を
ご参照下さい)
8月6日(木)13:10〜15:00 市民図書館3階視聴覚ホール
地域保健課 13:10−3
交通安全課 13:20−6
道路維持課 13:40−8
総務課 14:10−1
都市整備総務課 14:20−5
市民図書館 14:40−5
8月13日(木)13:10〜
15:00 議会第一委員会室
議事調査課 13:10−2
秘書広報課 13:25−1
子育て支援課 13:35−2
保育課 13:45−1
学校教育課 13:55−2
危機管理室 14:05−6
人事課 14:30−7
8月20日(木)13:10〜
15:00 議会第一委員会室
市民相談センター 13:10−4
保険医療課 13:30−5
元気いきがい課 13:50−
8月27日(木)13:10〜
15:00 市民図書館3階
視聴覚ホール
点字図書館 13:10−
予備
有光勲 9月3日夜
井上芳史 8月6日
井上奈美子 9月3日夜
生田行信 8月27日
大野俊一 8月6日
大原保子 8月13日
片岡慈仲 8月27日
門脇哲郎 8月27日
永田征太郎 8月20日
藤原義朗 9月3日夜
正岡光雄 8月6日
森本幸一 8月13日
山崎辰雄 8月20日
吉岡邦廣 8月13日
当日はチームプレイで担当して下さい。宜しくお願いいたします。
なお、各担当責任者の仕事としては昨年と同様、@司会 A報告文作成(「みちしるべ」掲載文) B参加者への交通費支給 C参加者名の記入
以上です。宜しくお願いいたします。
2 実った要求
昨年1年間の要求運動で多くのことが実現しました。その幾つかを個々に紹介します。
@長寿医療(後期高齢者医療)保険実施に伴い他の保険でも「重度障害者医療費助成制度」への適用を広げた。
A国保等で実施されていたが新たに長寿医療(後期高齢者医療)保険実施を契機に、あはき補助券拡大を求め、使えるように改善された。
B高知県庁職員採用における点字試験の実施は大きな要求運動で、実現し、更に引き続いて高知市も市長答弁で同点字試験実施を約束した。県においては年齢制限も29歳から34歳まで緩和した。
C広報誌「さんさん高知」をRSSリーダー対応にした。
D音響信号機では
T旭駅前通り電停交差点が設置。
U要求に答えて、知寄町2丁目電停交差点(南北横断の際の音響信号機の音量)を上げた。
V帯屋町アーケードの音声信号機の「信号が青になるまでお待ち下さい」という音声は信号が青に変わったと勘違いする危険があるので、「信号が青になるまで」の部分が削除された。
Wリブロード近辺の音声信号機は音量が小さく、雑踏の中では分かりにくかったので、それぞれ案内音声の変更に加えて、音量も上げた。
E点字ブロックでは春野町弘岡川久保バス停付近の歩道橋近辺(歩道橋の始まりが分かるように改修された)。
F盲学校付近の違法駐車は、要望通り取締りがなされ改善された。
G要望を受けて、白線の剥げて不明確な場所における上町3丁目南北横断歩道、大橋通南北横断歩道等の箇所における塗り直しがなされた。
H点字図書館
「委託点訳、音訳のために貸し出した利用者の本がしばしば紛失しています。指導を行って下さい」との本会の指摘を受けて、職員に対し指導を行った旨の回答があった。
3 09年高知市陳情書追加要求
(まとめ)
■雇用
1.高知市の視覚障害者の就職率、民間企業での雇用率を教えて下さい。
2.民間企業への職場介助者助成制度の周知を図って下さい。
■街づくり
3.市民図書館西の西本ビルからクリエイト原(桝形2−11)までの歩道が狭く、不備なので歩道の水平化等の改善を行って下さい。(点字ブロックのすぐ傍に電柱、バス停がある。歩道が南側に傾斜している。曲がったバス停が歩行の邪魔になる。)
4.盲聾福祉会館から北に延びる水路に暗渠、または柵を設置して下さい。
■点字ブロック
5.道路から縄手町マルナカスーパー入り口玄関まで点字ブロックを敷設してもらえるように関係者に指導して下さい。(チャイムまでは敷設されているが、きちんと玄関まで敷設してほしい)
6.越前町郵便局から山本耳鼻科前交差点まで(片側だけでも敷設して下さい。)
7.鏡川橋から蛍橋にかけての南側道路
8.宗安寺分岐交差点からみかづき文化会館前交差点まで
9.桟橋5丁目電停からBAY5 SQUAREまで(側溝に蓋をし、街灯も明るくして下さい)
■音響信号機
10.障害者福祉センター南側道路(センターから南北横断できるように押しボタン式音響信号機を新設してほしい)
11.みかづき文化会館前交差点信号機
12.春野町役場前交差点(音響信号機を設置し、白線も塗り直して下さい)
■横断歩道の塗り直し
13.旭町3丁目電停交差点
14.旭町1丁目パチンコ屋セントラルパーラー前信号機前
15.上町5丁目交差点
16.高知城前電停交差点
17.桟橋通り3丁目電停交差点
18.桟橋通り1丁目電停交差点
19.文具屋「山元」前交差点
20.梅ノ辻電停交差点
21.梅ノ辻フィッシング「ハヤシ」前交差点
22.潮江橋南詰交差点
■民間業者への指導
23.事故等の非常時には、遮断機を降りっ放しにするだけでなく、人を配置するなどし視覚障害者にも状況が分かるようにして下さい。(復旧時に、事故のために遮断機が降りっ放しになっているだけと勘違いして線路横断をしてしまう可能性があり、危険です。)
24.電車の車内放送が聞こえない時がよくあります。音量を上げて下さい。
25.電停以外の信号機で止まる場合は「信号機で止まります」などの放送を流して下さい。
26.画像だけのテレビの天気予報にも音声説明を付けて下さい。
■ロケーションシステム・IC化
27.デスカの残り残量が分かるシステムを作って下さい。
■点字図書館
28.点字図書館の正職員を設置基準通り5名置いて下さい。(今の状況では、本来の視覚障害者の情報センターの機能が果たせません。)
29.点字の校正のできる視覚障害者の正職員を配置して下さい。
30.視覚障害者の最新情報機器に関する情報の迅速な提供と操作方法等の指導が行えるようにして下さい。
■自立支援法
31.地域生活支援の移動支援が国の同行援助に改変されようとしていると聞きます。その際はこれまでの高知市の実績を下回らないように国に求めて下さい。
32.眼瞼下垂による日常生活障害も障害者福祉制度が受けられるようにして下さい。
33.自立支援法の介護給付から介護保険の給付に移行した時、サービス量が落ちないよう施策を講じて下さい。(平成19年3月の通知を生かして下さい。)
■消費者問題
34.07年消費トラブル調査の視覚障害者部門の内容を踏まえ、消費トラブル防止策を示して下さい。
35.被害事例を教えて下さい。
■医療
36.高知市国保料の独自減免の「段階的廃止」を止めて下さい。
4 09年高知市陳情書削除項目
(まとめ)
■公務員試験
1.拡大読書器の持込を認めて下さい。
■音響信号機
2.旭駅前通り電停交差点
3.知寄町2丁目電停交差点(南北横断の際の音響信号機の音量を上げて下さい)
4.帯屋町アーケードの音声信号機の「信号が青になるまでお待ち下さい」という音声は信号が青に変わったと勘違いする危険があるので、「信号が青になるまで」の部分を削除するよう、帯屋町商店街組合等に働きかけて下さい。また、リブロード近辺の音声信号機は音量が小さく、雑踏の中では分かりにくいので、案内音声の変更に加えて、音量も上げてもらえるよう求めて下さい。
■点字ブロック
5.春野町弘岡川久保バス停付近の歩道橋近辺(歩道橋の始まりが分かるようにしてほしい)
■白線の塗りなおし箇所
6.上町3丁目南北横断歩道
7.大橋通南北横断歩道
■その他の街づくり
8.盲学校付近の違法駐車を取り締まって下さい。
9.駐車禁止除外の対象にならない場所を教えて下さい。
10.有料道路の割引について、更新(期限切れ)が迫った際、本人に通知して下さい。
■市民図書館
11.点字図書館と開館時間が異なった場合も正面玄関を開いて下さい。
■点字図書館
12.委託点訳、音訳のために貸し出した利用者の本がしばしば紛失しています。委託点訳、音訳のために貸し出した利用者の本の管理を確実に行って下さい。また、委託した本が完成したときの連絡も確実に行って下さい。
■広報(あかるいまち、市議会便り)
13.自宅のパソコンで読めるよう、設定も含め在宅まで指導に来て下さい。
■障害者福祉センター
14.運営委員会の定例化等持ち方について説明して下さい。また、委員会の簡素化・合理化は当事者の意見を十分尊重して下さい。
■消費者問題
15.「約款」等については、視覚障害を配慮して、拡大文字、点字、又は録音版を作成することなどを業者に指導して下さい。
■医療
16.65歳以上の障害のある人が国民健康保険制度を選択した場合にも、重度障害者福祉医療制度からの適応をはずさないで下さい。
17.後期高齢者医療制度に移管した人も、高知市あはき保険を受けられるような手立てを講じて下さい。
18.後期高齢者医療制度の被保険者証に触ってわかる仕組みをして下さい。
19.政府管掌健康保険における健診で、障害のある人には送迎や受診時のサポート体制をとって下さい。
■鍼灸・あんま補助券について
20.補助券に関わる予算を増額して下さい。
21.適応疾患を拡大して下さい。(例えば、肢体障害者の二次障害や糖尿病患者の透析後の不定愁訴など)
22.適応年齢を当面60歳まで引き下げて下さい。
■ルミエールサロン
23.「ルミエールサロン」を常時利用できるようにして下さい。
24.ルミエールサロンに、台所や身体の手入れなど身近で役立つ用具を増やして下さい。
■その他
25.音声案内等で元気生きがい課の窓口の場所が分かる仕組みを講じて下さい。また、白杖を持った人には積極的に声をかけて下さい。
5 視覚障害者情報提供ネットワーク
システム整備事業
1.事業の概要
視覚障害者が必要とする点字、音声情報を速やかに電子媒体で提供できるよう、全国の点字図書館の図書情報(点字・録音)等をネットワークで一元的に管理するシステムを構築する。
<新システムのメリット>
・既存の「ないーぶネット(点字)」と「びぶりおネット(音声)」の統合、一元化
・多様な媒体での情報提供を可能とする(点字・音声・新たにテキストデータ)
・地域コミュニティとの連携を可能とする(地域情報、紙媒体の情報などの収集)
2.所要額 430,500千円
(1)システム開発費383,500千円
(2)サーバー費用 30,000千円
(3)各点字図書館体制整備費用
17,000千円
3.実施主体
社会福祉法人 日本点字図書館
経済危機対策を踏まえた平成21年度予算の対応(障害保険福祉部関係)
平成21年度星予算額 1,477億円(うち基金の積増し分1,425億円)
■ 福祉・介護人材の処遇改善
【1,070億円】 ※基金の積増しで対応
福祉・介護人材の雇用環境を改善し、今後増加する人材需要に応えるため、職員の処遇改善に取り組む事業者に3年間の助成を行う。
■ 事業者の新体系移行の促進
【355億円】※基金の積増しで対応
事業者の新体系移行を促進するため、新体系サービスで必要となる回収、増築等の基盤整備の促進及び運営の安定化を図る。
■ 障害者自立支援機器の研究開発等
【51億円】
◇ ビジネスモデルの確立が困難な支援機器の研究開発事業【10億円】
◇ 支援機器に関するニーズ等の情報収集・発信システム整備事業【0.8億】
◇ 視聴覚障害者情報提供設備基盤整備事業【13.5億】
視聴覚障害者へ多様な媒体により情報提供が可能となるよう、情報提供設備の基盤を整備する。
1.視覚障害者情報提供ネットワーク
システム整備事業 430,500千円
2.デジタル録音図書等制作機器
整備事業 60,000千円
3.聴覚障害者情報提供システム
整備事業 45,254千円
4.字幕入り映像等制作機器整備事業 704,990千円
5.盲ろう者情報提供機器整備事業 113,400千円
◇ 国立障害者リハビリテーションセンター病院等の耐震化【26億】
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