みちしるべ
No 216  2011年7月号

目次(文書内リンク)
2011年度 守る会総会の報告 事務局次長  生田 行信
目が見えなくても中身が分かる バーコードトーカー  片岡 慈仲
私の医療体験(5)前立腺肥大の手術を経験して  津野 功
よろしくお願いします。  恒石 道男
「東日本大震災義援金」
編集後記  田元 美紀

  2011年度 守る会総会の報告


      事務局次長  生田 行信
 去る6月19日(日)、高知市障害者福祉センターにおいて、例年を大きく上回る33人の参加で今年度の総会が開かれました。
 初めに井上事務局長の進行のもと「開会セレモニー」が行われました。片岡会長が挨拶にたち、点字使用者が高知県と高知市に1名ずつ同時に採用されたことを喜び合いました。全視協の田中章次代表理事からは、全視協が一般社団法人になったことと、これからも運動をいっそう強めていこうという激励のメッセージが寄せられました。時久恵吾さん、森本昌幸さん、三浦美智子さん、恒石道男さんの4人の新入会員の紹介とご挨拶があり、拍手で迎えられました。総会は現在の会員数76人に対し、委任30人を含めて過半数で成立。議長に和田賢二さん、松田近子さん、選管には片岡義雄さん、津野一美さん、井上奈美子さん、記録に生田が選ばれ拍手で承認されました。
 さっそく和田、松田両氏のもと議事に入り、まず2010年度活動報告が各担当部長から、会計報告を山ア会計部長、監査報告が津野一美さんから、2011年度の活動方針(案)が一括して片岡会長から、同予算案が山ア会計部長から行われ、活発な議論の後、拍手で承認されました。議案の詳細については「議案書特集号」をご覧いただければと思います。
 では当日の質疑の中からいくつかピックアップしてみましょう。
 ●4月には統一地方選挙があったばかりですが、その際の点字版の候補者名簿について要望が出ました。
 「4分の1の紙の大きさで枚数の多いスタイルではなく、1枚の紙に全候補者の名前を書いてくれたほうが読みやすい。」
 「候補者の名前を書いた用紙を1枚1枚手渡された。投票したい候補者の時には丁寧に読むので、選管の職員に誰に投票したかを事実上知られてしまう。1枚の紙に全ての候補者名を書いてほしい。そのほうが投票の秘密も守られるし、読みやすい。」
 「選挙は人権の基本であり、要望の趣旨はよく分かるので改善を求めていく。点字出版部では期日前投票開始にも間に合うように印刷はしているので、投票所に準備できていなければ選管の怠慢であり、そのような事例があれば連絡してほしい。」
 ●街づくりの取り組みについても活発な発言がありました。
 「いろいろな場所に音響信号機が設置されてきたが、視覚障害者の利用が多いと思われる旭町3丁目前(サティ・大吉前)には何故だかまだである。ぜひともお願いしたい。」
 「点字ブロックは歩道の真ん中に設置するように決まっているのか?どちらかに少し寄っているほうが自転車などとぶつからずに歩きやすくなるのではないか。」
 「決まってはいないが、中央のほうがより安全であろうということで、確かに真ん中に設置されていることが多いようだ。中央がいいのか、少し寄せたほうがいいのか、検討してみる。寄せるなら車道寄りよりも外側寄りがベターと思われる。」
 今年度の要求書作りと関わって、6月11日(土)、12日(日)に行われた点検活動の様子や、要求に挙がってきている場所の問題点を、町田浩子さん、永田征太郎さんが具体的に報告してくれました。この活動に参加した新入会員の森本昌幸さんから「実際に歩いて調査してみて、不便さを感じる箇所がまだたくさんあることを実感した」との感想が述べられました。
 ●災害時の対応について
 「東日本大震災で被災した視覚障害者の状態はどうなのだろうかと心配している。南海大地震も近いと言われており、要援護者登録はどうすればいいのか。」
 「消防署が要援護者台帳に登録していくことになっているが、実際の災害の時に頼りになるであろう近所の人など一般市民には、個人情報保護の観点でそれを伝えられない実態がある。」
 「私の自治体では、町内会(自主防災組織)で取り組んでくれており、代表の方に我が家の連絡先を伝えている。」
 ●建物が新築され新たにスタートした小高坂更生センターについて
 「入り口のチャイムだが、人が近づいてきてから鳴り始める。これでは役に立たない。『役に立たないから止めていい』とどこかの会長が言ったらしいが本当か。」
 「視覚障害関係者が理事に入っていないので、軽視されているのではないか。」
 「小高坂更生センター関連施設の完成全体像はどうなっているのか。」
 「残念ながら我々にははっきりしない部分がある。盲ろう福祉会館の跡地には小高坂更生センターがグループホームを建てる予定になっている。」
 ●親の立場からのご意見もいただきました。
 吉岡由加里さんからは、息子の邦廣さんの高知県職員に合格、採用、近況についての報告とお礼の言葉が、堀内泰子さんと上田マリ子さんからは、この会に参加して視覚障害者のいろいろな問題について勉強になっていることや、それぞれ娘の佳美さん、喬子さんにも伝えていきたいとの発言がありました。
 ●現在制度的には「特別支援学校」になっている、多くの会員の母校である盲学校が今後どうなっていくのかについて多くの発言がありました。
 「高知県内の特別支援学校が再編成されようとしているが、盲学校は視覚障害に特化した学校として今後も機能させていくための取り組みを強める必要がある。同窓会でも学習会や取り組みを進めていく。」
 「先日の県教委との懇談の中で出た今後の予定をお伝えする。今年度は各学校の実態や課題、高知県の特別支援教育全体の課題などを調査していく。時間や多額の予算が必要ではないものは順次対応していき、大きい課題や中長期的課題については、調査結果が出た段階で対応を考えていく、とのことであった。」
 「聾学校の敷地内に設置され、今年度からスタートした日高養護学校の分校ができるまでのいきさつは、今後再編の対象とされるかもしれない盲学校の存続に向けた闘いが必要になった時の教訓にしなければならない。」
 「盲学校が視覚障害に特化した施設としての役割を果たしていく取り組みのひとつとして、今年の夏休みに学校外の視覚障害者を対象とした短期生活支援講座を開催する。教育だけでなく、福祉的な領域についても視覚障害に関わる部分では役割を果たしていく方向性である。」
 ●全視協が一般社団法人に
 全視協本部の業務執行理事(旧執行委員)でもある藤原義朗さんから、5月の愛知大会で「全視協」が一般社団法人になったことについての説明がありました。

 今回の総会は2年に1度の役員選挙になっており、選管から立候補の受付を公示したが立候補者がなかったことが報告されたのち、永田征太郎さんから会長に片岡慈仲氏、副会長に有光勲氏、正岡光雄氏の推薦がありました。協議の結果、信任を確認する方法は「候補者一人一人について拍手で承認」となり、一人一人の候補者についてそれぞれ満場の拍手で信任されました。
 さっそく片岡新会長から次のような方々が各部の担当役員に任命されました。(敬称略)
 あはき対策部長:浜口誠一
 編集部長:有光勲
 機関誌部長:生田行信
 事務局長:井上芳史
 事務局次長:生田行信
 自治体等:正岡光雄
 女性部:大原保子
 青学部:北代麻衣
 財政:山ア辰雄
 レク:大野俊一
 組織:井上芳史
 学習:藤原義朗
 販売:井上芳史

 なお監査委員は、津野一美さん、田所良子さんを議長が推薦し拍手で承認されました。

 元々例年より30分遅い開会、閉会の予定でしたが、活発な発言と質疑のため予定時刻を大きく超過した総会も、有光副会長の締めくくりの挨拶で閉会となりました。

目が見えなくても中身が分かる バーコードトーカー


             片岡 慈仲
 まとめ買いしてきた商品や、缶詰などの中身が分からなくて困ることはありませんか?CDや本が沢山になって、点字シールを貼ってなかったため、ほしいCDや本を見つけるのに困ったことはありませんか?
 そういう悩みを解決する物として、これまで「アイタッチメモ」とか「アイタッチトーカー」とかの名前で販売されている物がありました。でもこれは、最初にヘルパーさんかだれかにその商品名などを読んで貰ってそれを録音しておく必要があり、視覚障がい者が全く人の手を借りずに見分けることはできませんでした。
 ところが最近、「目が見えなくても中身を知ることができる」物が開発されました。
 「みちしるべ」214号で紹介されたラクラクホンを使ってQRコードを読み取るのもその一つの方法ですが、これはQRコードの位置を見分けることが難しく、その位置にあらかじめ透明なセロテープを貼っておいて貰わなければなりませんし、たとえ位置が分かっても、それを正しく読み取るには5、6センチ離してカメラの焦点がぶれないようにしないといけませんので、全く自力で商品の中身を知るのはかなり困難です。
 このような私たちの悩みを解決するために、「日本情報処理学会UD協奏フォーラム」が(財)流通システム開発センターの協力を得て、ほとんどの商品に付けられているJANコード(日本共通商品コードといい、13桁の数字になっている)をハンドスキャナで読み取り、インターネットでJANコードデータベースにアクセスしてその内容を音声化するシステムを開発しました。
 システム構成はインターネットに接続した音声パソコンに「バーコードトーカー フォー ウィンドウズ」というソフトをインストールし、ハンドスキャナ(5千円ぐらいで購入できる)を接続します。そして、JANコードデータベースにアクセスするためのIDとパスワードをUD協奏フォーラムに申請すればOKです。
 なお、ラクラクホン用のソフトも開発されており、それをインストールすればハンドスキャナを買わなくても、バーコードを音声化 できますが、やはり、ラクラクホンでは最初に挙げた問題点をクリアするのが困難です。
 では、実際にここにあるペットボトルのバーコードを読ませてみましょう。
 まずスタートメニューからバーコードトーカーを立ち上げます。「JANコード入力」とPCトーカーが喋りますので、USBで接続してあるハンドスキャナでペットボトルの上を軽く撫でていると、ピッと音がして正しく読み取れたことが分かります。「4901777183780」という13桁の数字が読み取られて入力された状態となっています。そこでタブキーで検索ボタンに移動し、エンターキーを押すと、データベースにアクセスしこの読み取られた数字を検索します。ここには既に2百数十万件のデータが登録されていて、登録済みの商品なら瞬時にヒットします。

 メーカー:サントリー
 商品名:天然水{奥大山(オクオオヤマ)}自販機か
 有効期間:12ヶ月
 原産国:日本
 希望小売価格:130円
 総内容量:500ミリリットル
 …など、かなり詳しく分かります。
 缶ビールでも上に点字で「オサケ」とか「ビール」としか書いてありませんが、バーコードトーカーで読ませると、例えば「サントリー ザ プレミアムモルツ、500ミリリットル、有効期間270日」などと読んでくれます。

私の医療体験(5) 前立腺肥大の手術を経験して


              津野 功
 前立腺肥大症は年齢とともに増え、特に
50歳以上になると多くみられます。はっきりした原因は分からないが、ホルモン(特にテストステロン)の変化と関係があると考えられている。
 症状:前立腺が肥大して、尿の流れが悪くなると最初の症状が現れます。
 尿が出にくくなり、残尿感を感じる。膀胱が完全に空にならないので、排尿回数が増え、夜も度々トイレに行くようになる。排尿への要求が切迫してきます。尿の量が大幅に減って勢いが弱まり、尿が終わったときポタリとこぼれるようになる。
 少量の人に溢流性(いつりゅうせい)尿失禁、尿閉、出血を起こすことがある。
 診断方法としては、前立腺を直接触る、血液中の前立腺特異抗原「PSA」の濃度を測定することを「PSA検査」という。尿検査、これは感染症を検査する。超音波検査、などがあります。
 注意事項としては、抗ヒスタミン剤や鼻づまりの薬には尿の流れを悪くしたり、膀胱の収縮力を低下させたりする作用があるので、風邪をひいた時などは注意して下さい。
 便秘をしないように心がけて、過度の飲酒を避けるようにすること、長時間座ったままの姿勢を避けることも大切です。
 そして、肥大症の人は、前立腺がんを伴うことは少ないが、前立腺がんの人は肥大症も起こしているので、注意して下さい。
 次に、私の体験談を書かせていただきます。
 十年一昔といいますが、その頃だったと思いますが、何かの検査で血液を採った時に、前立腺のPSAもついでに検査して貰ったのがきっかけでした。その頃はおしっこもあまり気にならず、ただ若い人と比べて時間が少し長くかかっているようでした。値も許容範囲で2.5から3.6の間をうろちょろしていましたが、4年前に測った時に6.5になり許容範囲の4を突破したので、医療センターを紹介して貰い、そこに通うことになりました。
 いろいろ検査したが、前立腺肥大ということで、薬を飲むことになり、3ヶ月に1度通院していました。
 ところが、平成20年の12月30日の朝尿閉を起こし、朝の4時頃救急へ行って尿を出して貰いました。何と1l(リットル)も溜まっていました。体を曲げて歩くのがやっとで、下が、尿がなくなると嘘のようになりました。それまでに前の夜あまり小便が出ないので、跳んだり撥ねたり叩いたり、風呂でぬくもったりしたが、ちょろとも出ませんでした。正月が終わって血液検査をしたら、PSAが13になっていてがんも疑われるから組織検査をしようということになり、一晩入院して組織を採りました。これがつらくて、「途中でやめてくれ」と言ったが、「もう少し我慢しろ」と言われ、何とか終わって結果は「異常なし」でした。
 以後、昨年の8月5日に尿閉を起こすまでもう1度尿閉があり、また組織検査をしたが、「異常なし」。この時の検査は機械が小さくなっていたのか、苦痛はなく、技術の進歩に驚きました。PSAの値は20を超し、22ないし23をうろちょろするようになり、先生からは手術を勧められていましたが、高校時代に盲腸の手術を受けた際に半身麻酔が全身麻酔になり、1日以上も意識が戻らず向こうに行きかけたことがあり、手術は怖くて今度詰まるまで待ってくれとその場逃れをしていましたが、8月5日に間々って考えますと返事をしたけれど、1週間して12日に尿道へ入れてあったパイプを抜いて貰ったらおしっこがうまく出たので、返事は後にして帰りました。するとその夜からまた尿閉を起こし、13日の朝救急に行って抜いて貰いました。
 その昼、10時ぐらいから体がふわふわして熱っぽくなり、熱を測ると38.5度あったので、担当の先生に電話して「熱が出てきたが、感染症を起こしてるんじゃないですか?」と言ったら、「すぐに来い」と言うので、行って血液検査をして結果が出る間ベッドで寝ていたが、悪寒が時々走り、バスタオルをかけて貰って我慢していました。1時間して結果が出て診察を受けたら、「大丈夫です。今晩は泊まっていきなさい」と言われたが、「家がいいから帰らせて下さい」「どうなっても知らんぞ」「はい、先生、点滴はどうですか」と言ったら、「ああー、それをして帰りなさい」と許可が出ました。点滴の途中も悪寒が時々して、どうなることやらと思いつつ、タクシーで家に帰り、降りた途端体がふわっと横に倒れるような気がして、横にいた家内に掻きついたら、「あんた、何をしゆう」と怒られて「よう立っておらん」と言いながら、抱きついたまま家に入れて貰い、部屋に這って上がり、そのまま横になりました。熱を測ったら、40度近くあり、早速抗生物質を飲み、頭を冷やし、尿道に入れてあるパイプに尿を溜めるバッグをつないで、そのまま寝ました。夕方5時頃目が覚めて熱を測ったら、37度台に下がっており、一安心しました。
 これをきっかけに手術を決心して先生に言ったら、「炎症が治まらないと手術はできないから、少なくとも8月の末になる」と言われ、それ以来せっせと抗生物質を飲んで8月27日の手術となりました。
 手術2日前に入院して、MRI、エコー、レントゲン、尿検査、血液検査、心電図、肺活量などの検査を受けて、おっとOKが出ました。
 手術というのは、尿道から機械を入れて、みかんの皮だけ残して中身を取り出すような手術です。かんなで削り削った組織を粉にして、水で洗い流して外に出しながら削るという手術で、大きい血管はレーザーで焼いて止めるが毛細血管はそのままになります。
 私の場合は2時間半の予定でしたが、3時間以上かかりました。
 手術室の入口から引き受けた看護師さんは、見えない人の取り扱いに慣れていました。
 怖かったのは、半身麻酔をする際麻酔科の先生に付いている方の実験台になり、体がこわばりました。看護師さんが抱きかかえて「津野さん、力を抜いて、どっか足のほうにびりびりときたら言って下さい」と言ってくれましたが、「局部麻酔をして2、3番の間から入れなさい」指示通りやってはいるが、私は怖くてかちかちです。最初は右臀部に響き、「抜いて」の声でやり直し、「針をなるだけゆっくり入れなさい」の指示、次は左臀部に響き、これもやり直し「45度の角度で入れなさい」の指示、次は肛門のほうへ痛みがきて、これもやり直し、次は先生が印を付けて「ここに45度の角度でなるだけゆっくりと入れなさい」私は恐ろしくて、肩まで看護師さんに抱かれている感覚などありませんでした。今度はうまくいったようで、少しして麻酔が効いてか、手術が始まりました。最初は麻酔の効きが悪く我慢していたが、こらえきれずに「痛いが何とかして下さい」と言ったら、麻酔剤が管から入っていくのが分かりました。そして、最後の30分ぐらいも痛みがあり、さんざんでした。しかも力を入れたまま手術中いたので、終わってから手が動かず、曲がらず、看護師さんらがあわててマッサージをしてくれました。
 4日目の朝、8月28日に、体に入っているパイプ、尿道点滴、背中の麻酔のパイプが取り払われて、私は「退院できますか」と言ったら、若い先生に「あんた、何言いゆうか、そんなことを言うのは津野さんが初めてや」とこっぴどう怒られて、こりゃあいかんと思い、「そしたら何日か様子を見ます」「そうじゃそうじゃ」と言われました。
 次の先生は、「出血があるから血液が固まって尿道に詰まったらいかんから、水分を日に2l以上摂りなさいよ」次の先生は、「便をする時に力を入れないように、出るに任せなさい」という具合に、スタッフの先生それぞれ注意があり、私は「はい、はい」と聞いていました。
 次に、おしっこにトイレに行くようになり、看護師さんが「間隔が何分置きにいくか、時間が分かりますか」と言うから、頭元に置いてある懐中時計を見せて「これで分かります」と言うと、「ええ、これが分かりますか」と言う、蓋が開くことを知らないからガラスの上から触って分かるかと思ったみたいで、蓋を開けて触って見せると、「これは素晴らしい」と言っていました。
 手術から1週間後の9月1日に無事退院しましたが、出血がなかなか止まらず、夕方になると体がしんどくなり、食事をすませて7時には布団に入っていました。
 10月の中頃になってやっと出血が止まり体は楽になったが、尿漏れがあるため尿パッドは離せず、不安でした。家内に言うと、「そりゃあ気にしすぎよ。出んと思うたら出んがやない」と簡単に言うが、私は気になり、パッドを買って来るように言うと、「もう、えいろう」と勝手なことばかり言っていました。
 今年に、3月頃になってやっとパッドが取れ、晴れて人間らしくなりました。
 病気を経験して、今の医学は日々技術が進み、機械は小型化され、患者さんの苦痛が和らいでいると感じました。しかし100%ではないので、手術しないほうがよかったという人もいることは確かです。どちらにしても信じるしかないと思います。「信じることは救われる」この言葉はなかなか意味深いものだと思います。

よろしくお願いします。


             恒石 道男
 先日、新年度の守る会総会があり、入会したばかりの私も出席させていただきました。会の活動については、以前より親しくしていただいていた方々から常々いろいろと情報が入っておりましたので、予備知識は十分であったと思います。本来ですと、早くに入会していてもおかしくない年齢なのですが、心にゆとりがない中で外に目を開くことができず、入会の時期が遅くなってしまいました。
 先年、長かったサラリーマン生活にピリオドを打ち、自由な時間だけはたっぷりな生活に入り、そうした中で自身のこれからを考えるようになり、他の方からの勧めもあり入会することとなりました。
 入会して最初に参加したのは点検活動でしたが、点字ブロックや音声信号機の設置状況などを点検し、新しい要望箇所などを巡回しました。その際、さっそく私の利用している交差点やバス停周辺の状況も点検確認していただきました。8月に実施されるという交渉にも、参加しなければと考えています。
 そして今回の総会参加となりましたが、正会員の半数ほどが出席ということで、なかなかの盛会でした。議案書は前もってメールで送られて来ており、まだまだ点字の初心者の私にとって、ゆっくり目を通すことが出来て、会議の進行状況にも素直に反応でき、これはよかったと思います。報告や議論が盛んに行われ、予定時間を超えてしまったようですが、それはそれでよかったのではないでしょうか。いろいろ感じたことや考えさせられたことなどありますが、特に活動報告の中で、会長も述べられていた運動の結果として、県市職員採用試験に点字受験制度が取り入れられ、そして最初の合格者が出たということは、諸先輩方のご苦労によるすばらしい成果だと改めて敬意を表します。
 今まで、私はほとんど自宅と職場での生活に時間を費やしていました。職を離れ在宅での生活となり、読書や音楽を聴くだけでこの先を過ごして行くのもひとつの生き方かもしれませんが、まだまだ動くことのできる身体があるのだから、外に出て活動することも必要なことと考えました。
 これからいろいろなことに興味を持ち、挑戦してみたいと思っています。そのひとつとして、守る会では多くの仲間と知り合い、交流を深めていけたらと思っているところです。
 そして、できる限り会の活動には積極的に参加したいと考えていますので、今後とも先輩方にはご指導の程よろしくお願いします。

「東日本大震災義援金」


 大震災から4ヶ月が経ちました。これから暑い夏を迎えます。被災された方々のご健康をお祈りします。この誌面をお借りして、領収に代えさせていただきます。
 10,000円…正岡光雄、印刷部、ルーモ
 5,000円…有光勲
 4,500円…入江四郎
 3,000円…片岡慈仲
 2,000円…伊藤教雄、大原一枝、大原保子、田所良子、畠山俊惠、松田哲昌、森本桂子、吉岡邦廣
 1,500円…田元美紀
 1,000円…井上芳史、門脇哲郎、北村光寿、堀内佳美、山崎辰雄
 500円…濱口誠一
 合計65,500円を7月5日に全視協に送金しました。

編集後記


             田元 美紀
 「守る会」の賛助会員となってから、私は長らく「みちしるべ」の編集委員を務めてきましたが、事情のため「みちしるべ」の印刷、編集会に参加することができなくなります。そのため、印刷などの作業を他の方に引き継がなければなりません。
 紙媒体の原稿はパソコンに直接入力し、メールの原稿はテキストデータとして保存し、ワードと点字のファイルを作りました。墨字原稿が完成したら、テープに内容を録音し、校正しました。印刷所へ墨字原稿、点字データを持って行き、墨字印刷、点字製版・印刷をし、発送しました。編集委員の片岡慈仲先生、有光勲先生、畠山俊惠さん、大堀正寿さんをはじめ、多くの方と協力して編集・印刷・発送作業をしました。
 「みちしるべ」の編集、その他「守る会」の役員会、学習会の資料等の編集作業をさせていただいて、本当にありがとうございました。編集委員の役は降りることになりますが、引き続き賛助会員として「守る会」の活動を見守っていきたいと思います。
 梅雨が明けました。体調に気をつけられますよう、お祈りいたします。



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