みちしるべ
第257号 自治体交渉報告集

目次(ページ内リンク)
はじめに  藤原義朗
8月 6日 高知市 井上芳史
8月 6日 高知市 藤原義朗
8月13日 新庁舎見学 藤原義朗
8月20日 高知市 永田征太郎
8月20日 高知県 山崎辰雄
8月27日 高知市 井上芳史
8月27日 高知県 生田行信
9月 3日 高知県 中平晃
20年対県高知市交渉「夏の陣」を終えるにあたって 藤原 義朗

はじめに


昨年、一昨年と、台風に見舞われ、交渉が一回ずつ飛びました。
また、「お盆の時期は職員の方も休みを取らねばならないので」と、お盆の週は飛ば
すことにし、7月末の木曜日から交渉を始めることにしましょうと、県や市の担当の
方と打ち合わせをしていました。
そこへ、新型コロナ到来。盲学校も8月初めまで授業、末から2学期開始となり、交
渉は8月6日(木)から始め、お盆の13日は「市役所新庁舎見学と懇談」という形
に急きょ変更してスタートとなりました。
以下、交渉を担当された方から報告していただきます。

  「高知市職員の視覚障害者採用は進んでいるの?」


           井上 芳史
 8月6日に第1回目の高知市との陳情会が6名の参加で行われました。この日は人事課、
あはき、市営住宅、児童扶養手当や障害年金の子の加算について、障害者サービスや
介護保険について意見交換しましたが、予定されていた「あかるいまち」「市議会だ
より」は日を改めて行うことになりました。
 1.2020年6月1日時点での障害者採用数は43名、そのうち視覚障害者は2名でした。
障害者手帳1級の方と5級の方で、5級の方は一般採用試験で合格された。事務の仕事
をされているとのことでした。
 2.採用試験では点字、録音物、パソコンで行えます。持参の拡大読書器について
は検討させてほしいとのことでした。
 3.あはき関係では携帯のあはきカードは写真も貼っていない、免許番号もない理
由で申請者は0名でした。
 4.あはき無免許については10月のあかるいまちに掲載される予定です。ラジオや
テレビでの啓発は相談してみたいとのことでした。
 5.児童扶養手当や障害年金の子の加算を知らない人にどう知らせていくのかは、
今後検討していくとのことです。
 6.「介護保険の手引き」のCD版・カセットテープ版を希望者に送りたい。点字版は
作成中です。
 7.ホームヘルパーによる代読は新聞・チラシ・郵便物・回覧版などの短時間での
読み聞かせは可能です。ヘルパーの仕事内容として文章化するのは難しい。
 8.高齢者住宅に入居する際、行政が身元保証人になることはできない。社協が中
心となって身元引受人を検討してはどうかと提案すると検討してみると回答がありま
した。セイフティーネット住宅という事業が進み、3カ所から11カ所に増えた。障害
者や高齢者が利用してはとのことでした。
 新型コロナ感染のこともあって参加者は少なかったですが、県・高知市とも同じ会
場で行えたことは本当にありがたかったです。高知市の障害福祉課の方のご配慮に感
謝です。

私たちも健康運動指導に一役買っています。 −−8月6日 県との話し合いから−−


藤原 義朗

1.特定健診、お申し出あれば読み上げるというけれど…
 特定健診の案内に、点字が付記してあるのは高知市だけである。また、健診結果や
指導内容など「文書の読み上げは要望があれば、すべての市町村で読み上げます」と
の回答であった。それは当然のことである。内容が重要かどうか分からないのが視覚
障害者なので、「精密検査が必要です。」「生活注意事項が書いてあります」という
ように、配布や郵送などで渡すときに教えていただきたい旨を説明した。それが読み
依頼につながる。
 また、健診結果や指導文書は、「自分で確認できる文字でないと健康活動につなが
らない」ことも付け加えた。

2.児童扶養手当の新制度の手続きは来年6月までに
 堀木文子さんの願いであった障害年金と児童扶養手当との併給が来年から始まる。
私たちは「新規対象の方にダイレクトに知らせて」と、以前より要望している。児童
家庭課は「離婚の方の手続きの時に知らせています」というが、今国会での改定の主
な対象者は「障害を持つ身での母子家庭、父子家庭」また、「双方が障害年金夫婦世
帯」である。漏れがないように、例えば、「基礎年金1級世帯」など絞って案内して
ほしい旨を説明した。

3.受動的な鍼灸マッサージは健康パスポートの対象にならないのか?
 自ら行う健康行動で生活習慣を身に着けることに対して、パスポートのポイントシ
ールの対象としているとの返答であった。
「健康講座参加もポイント対象なら、あはきも行動参加ではないか」と応戦した。
また、あはきこそ、施術しながら相談や運動などの健康指導をしていることを説明し
た。
 尚、まちかど薬局と呼ばれる「健康づくり指導薬局」による相談や健康指導は、ポ
イントシールの対象になっている。あはきも、健康指導の位置づけがポイントシール
の獲得につながるかもしれない。

4.身体障害者向け住宅
 県営住宅の中で、身体障害者向け住宅は57戸、そのうち、視覚障害者向けは12

である。蒲原、横浜、春野にある。現在も横浜団地で募集している。春野には視聴覚
障害専用もある。
 尚、視覚障害者向け住宅はバス路線があるが、便数は少ないようである。
 また、県内は空き家が急増している。なんと年に約2千軒ずつ増えている。県とし
ては、県営住宅の新設ではなく空き家を活かす方に重点を置いている。具体的には、
リフォームして貸し出す制度である。
交通の便の良い所にできる可能性はあるが、肝心な高知市が、この制度に対応してい
ないのが課題である。

5.小分けになるか、パソコン周辺機器
ウィンドーズもバージョンアップしている。高知市ではパソコン周辺機器の次期申請
を、5年を待たなくても小分けにして給付できるようになった。高知市以外にも広げ
ていただくようお願いした。
これは、日常生活用具なので、各市町村で実施要項を作っている。高知市のようなや
り方を示していただけることになった。

市役所新庁舎見学と母子手帳懇談 ミニ報告


藤原義朗

 1月にオープンした新庁舎ですが、「まだ行ったことない」「ヘルパーさんとでな
いとよう行かん」など、まだ私たちの市役所にはなりえていません。
 13日に、見学・懇談してきましたので、報告します。

1.1階総合案内にフロアマネージャー
 1階の総合案内まで行くと、フロアマネージャーさんが待機しています。障害福祉
課、そして住民票、婚姻、出生、おくやみなどの届け出、マイナンバー、印鑑登録、
年金などは発券機で、番号札が発行されます。担当課まで手引きしていただき、順番
が来ると番号の自動放送が流れます。
 尚、市役所への出入りは、5ヶ所点字ブロックで誘導されています。南側からが入
りやすいようです。また、東正面玄関には駐車場のガードマンが配置され誘導しても
らえます。
 また、他の課へは総合案内から担当課へ連絡していただき、担当課の方が迎えに来
てくれます。

2.拡大読書器
 かつては障害福祉課に拡大読書器が設置されていました。新庁舎になってからは設
置されていません。読書器を含め、盲ろう通訳に使えるブリスタなども要望しておき

した。

3.レストラン「せんだんの木」
 2階東にレストランがあります。地元の野菜をふんだんに使った健康志向のお店で
す。今はコロナの関係でビュッフェ形式を採っていません。

4.母子手帳は抜け目なく
25年前に、点字版母子健康手帳が発行されました。そして、今年、マルチメディア
デイジー版が出されました。全視協中央女性部からの「尻たたき」で「対象の人にも
れなく配布してください」という懇談でした。今まで「こんにちは赤ちゃん運動」な
ど出産後2ヶ月で訪問していましたが、今度は妊娠届2ヶ月以内で訪問行動を行ない
、抜けを無くすとのことでした。
尚、点字版の発行の実績はないとのことです。年金の加算や児童扶養手当の相談もよ
くありました。抜けていたのです。

5.しっかり利用して、また懇談
「新庁舎は初めて」という人が多く、これから利用してその上でまた懇談会をするこ
とになりました。尚、参加は会員外を含め12名でした。

知寄町2丁目の点字ブロックがようやく実現か? (8月20日・高知市)


永田 征太郎
 今回は12名の参加があり、高知市との話し合いが行われた。なお、詳しい回答内容
については高知市の回答書に記載されているため、ここでは出された意見・要望につ
いて報告する。

1.気持ちよく投票する環境づくり
 入場券が入った封筒には点字シールを張り付けて読みやすい点字にすること、投票
所の職員(誘導員を含む)は視覚障害者のガイドを勉強して、当事者が嫌な思いをさ
せないような努力をしてほしいなどの要望が出された。

2.自転車問題
 歩道に自転車があることによって安全に歩行できない事例が多数あることの意見が
出された。特に旭町商店街では顕著にみられるため、現地調査をしてもらうよう要望
した。
 また、自転車走行問題の解決に向けては、単に取り締まりや指導を強化するだけで
はなく、立て看板などの視覚で認知できるものを設置するなど、普段からそこを利用
する人に継続的に認識できる工夫をすることで人々の意識改革を図ることも必要では
ないかという意見が出された。

3.点字ブロック関連
 知寄町2丁目付近の点字ブロックの整備について最優先で着工してもらうよう要望
した。また、そこを利用する参加者から電停交差点へのエスコートゾーンの設置の要
望も出された。
 新木電停からハローワークまでの点字ブロック問題を解決する方策として、はりま
や橋のハローワークに視覚障害者の窓口を設置することが可能であるか検討してもら
うよう要望した。
 帯屋町アーケードからオーテピアまで安全に歩行できるよう、視覚障害者が単独で
歩くための方策がないか意見が出された。アーケードは車道として見なされているこ
とから点字ブロックの設置は困難であり、それに代わる何らかの方策を考えていく必
要がある。

4.防災対策
 災害発生時、視覚障害者が安心して生活できる避難所の整備が重要であり、安神や
安全が保障されなければ避難所に行く障害者はなかなかいないだろうという意見が出
された。
 また、高知シティFM放送において、災害発生時の情報源として大きな役割をもって
いること、定期的に防災に関する放送を行っていることについて、市民に広く知って
もらうための広報が必要であろうという意見が出された。

無資格マッサージ業者の摘発を求める


山崎辰雄
8月20日(木)に県との意見交換会が高知市役所において行われましたのでその概要を
報告します。守る会から10名が参加しました。
●無資格マッサージの取り締まり強化について
全国の取り締まり状況として、近年は年間2〜3件、今年は6月末の時点で3件、以
前と比べ減っている。対象としては、健康被害がある場合や暴力団関係者・外国人不
法就労者が関与している場合など悪質なものを中心に取り締まっている。
県と県警としては、市民などからの情報提供をもとに連携して対応していく。タウン
ページに新たに掲載された店舗(4件)には、リーフレットなどによる注意喚起や現地
確認をおこなった。その他、公衆浴場対象の研修会、ホームページや広報誌で免許保
有証や施術所登録プレートに関する広報をおこなっているとの回答でした。高知でも
、1件でも摘発事例をあげていくことが無資格対策につながるので取り組みを強化し
てほしい旨の意見が出されました。
●さんさん高知について
多媒体で発行していることなどの広報活動については、テレビやラジオを通じた広報
を年間それぞれ12回おこなっている。また色校正のチェックについては、5月号か
ら弱視の職員がおこなっているとの回答でした。
意見交換会では、実際にさんさん高知の現物を見比べながら見やすいコントラストに
ついて担当者と確認し、業者への指導や業者選定にも生かしてほしい旨の意見が出さ
れた。
●街づくりについて
・自転車運転者また商店街アーケードや日曜市の店舗に対する歩行者の安全確保の取
り組みについては、毎月の街頭指導や取締り、そのほか交通安全教室や日常巡回で広
報・指導しているとの回答でした。しかし現実は危険を感じたり歩きづらい場面があ
ることから、広報活動や指導取締りを更に徹底・継続することが求められました。
・点字ブロックやエスコートゾーンの敷設については、9月に知寄町2丁目電停付近
の歩道に点字シートを設置予定であることや、細木病院前の歩道の舗装工事を予定し
ていることなどが回答されました。今後は国や自治体が管理していない場所について
、JRやとさでん交通などの事業者に直接要求していくことも必要であると感じました。
・歩車分離式や音響付の信号機の新増設については、予算確保に努めていくとの回答
が大半でした。予算面で努力していることは一定伝わって来ましたが、危険な状態で
横断している現実もあり、より一層の設置などに向けた取り組みを求める意見が出さ
れました。
●福祉サービスの充実について
・白杖の石突だけを給付対象にすることは現状では無理であるが、白杖の再支給や修
理など当事者目線の対応ができるよう研修会などで周知していくとの回答でした。
・視覚と聴覚の重複障害の方が視覚障害の身障手帳取得のみでは補聴器や磁気ループ
の給付は無理であるという回答に対して、聴覚障害の手帳取得が必要なことは理解し
ているが、聴覚の単一障害よりその必要性は高い。例えば県単事業で対策を講じるな
ど柔軟な対応が求められました。
・中途視覚障害者の生活訓練として今年はルミエールの2名体制で実施している。昨
年度は58名の当事者に対して延べ280回の訓練を実施した。スカイプでの訓練も
61回行っている。新施設として視覚障害のリハビリセンターを開設することは財政
的に困難であるとの回答でした。

  「暗所支援めがね、めがね型文章読み上げリーダーが日常生活用具?」


           井上 芳史
 8月27日の高知市との交渉は9名の参加で行われました。この日は市民図書館、点字
図書館、障害福祉課、高知市広報と話をしました。
 1.対面音訳サービス:2018年から春野市民図書館で実施、潮江市民図書館に対面音
訳室を整備、23年に改修工事終了予定の旭市民図書館にも対面音訳室を整備する。
 2.図書館協議会:毎年、協議会委員に情報障害者である視覚障害者をと要望してい
ました。障害全体を把握している身体障害者連合会会長に委員になってもらっている
から、今回のようなときに意見を聞いていると要望を聞き入れてもらえなかった。今
回、委員の任期は22年ですが、県立図書館と検討しますと回答がありました。長期に
わたる要望でしたが、やっと1歩前進しました。
 3.点字化・デイジー化に向けての選書会:点字図書館運営委員会で検討する。
 4.スマートスピーカー:引き続き個別のパソコン教室、電子書籍体験を実施する。
今年度はスマートスピーカーの体験、家族の方にスマートスピーカーの設定の仕方な
どを考えています。
 5.日常生活用具:新たな福祉サービスやタクシー券の増額は予算がないのでできな
いといいながら、めがね型文章読み上げリーダーは上限額20万円で実施しています。
また、暗所支援めがねは熊本の天草市が実施しています。高知市でも検討していくと
のことでした。暗いところが見にくい方にとっては朗報ではないでしょうか。
 6.病院内での同行援護の使用:原則は病院のスタッフが行うものですが、人手不足
などでできない場合は同行援護も可能ですので相談支援員、ケアマネに相談してくだ
さい。
 7.点字の課名表示:各課の判断で行っています。障害福祉課としては協力していき
たい。課名表示の必要な課には守る会として要望していく必要があります。
 8.あかるいまち:広聴課は毎月、どれを広報に載せるか守る会点字出版部の方と打
ち合わせをしています。市営住宅入居のお知らせ、選挙区割りの変更などもっと詳し
く記載してほしい記事がありましたら連絡してください。
 今回の陳情会では図書館協議会の委員のこと、日常生活用具など検討、実現した項
目がありました。トイレの音サインなど「高知県人にやさしいまちづくり条例」の見
直しを要望していく必要があると感じました。

8月27日(第3回) 高知県との意見交換会 報告


なかなか動かないことも多いが
言い続けると対応してくれることも!

生田行信

担当の井上会長と生田を含め7人の参加でした。
要望分野と担当部署は次のとおりです。
《読書権》 図書館
《参政権》 市町村振興課
《教育》 県教委特別支援教育課
《防災》 地域福祉政策課、南海トラフ地震対策課、障害福祉課
以下、特徴的な内容を報告します。

●対面音訳サービス
 「音訳は点字図書館の役割」との考えが根強いですが、粘り強く要望してきた結果、
地域図書館でも少しずつ広がってきました。潮江図書館で音訳室の増加、土佐市で開
始、香美市で実施予定です。ただし、コロナの関係で運用が一時停止中があります。
●電子書籍
 著作権法改正と読書バリアフリー法施行に伴い、視覚障害者にとって期待されるメ
ディアです。規格がばらばらにならないよう統一する責務が国にあります。オーテピ
アが活用講座を実施するそうですので、まず参加して試してみてはいかがでしょうか。
●投票入場券
 高知市では、昨年の統一地方選挙から封筒に入って送られてくるようになり、その
封筒に薄い点字が打ってありました。点字シールを貼るなどはっきり読みやすいもの
への改善を求めました。県と高知市の選管が協議してくれるそうですが、事前に視覚
障害当事者に試作品を見せてほしいものです。入場券は市町村により異なるようです
ので、読みにくい自治体の方は役員まで連絡をください。入場券を発送していない自
治体も高知県には1つあるそうです。
●投票所での対応
 視覚障害者が投票に行くと、職員がバタバタして、こんなふうなら次から行きたく
ないなと感じた方は少なくないようです。県選管としては、市町村に対し研修会を開
いてガイドや点字について周知を図ってくれているようですが、現場には徹底されて
いないということだと思います。藤原自治体部長が守る会MLに9月5日にそのマニュ
アルを流してくれました。実際に対応が改善されるよう当事者からのフィードバック
を続けましょう。
●福祉避難所
 視覚障害者がよく利用する施設としては、旭の障害者福祉センターと盲学校が指定
されています。守る会は小高坂更生センターも要望していましたが、お断りがあった
とのことです。
●避難所での配慮
 県により「要配慮者の特性に応じた避難所における要配慮者支援ガイド」が作製さ
れました。作成の目的は、一般の避難所(一次避難所)においても、要配慮者へのよ
りよい対応がなされるよう、県が啓発のために作ったものです。市町村にも配布され
ます。県のHPでも公開されダウンロード自由です。地域の避難訓練に参加した時な
ど、してほしい配慮として「こんなマニュアルができているので参考にして」と伝え
ていきましょう。本会が日頃訴えてきたことが内容にも反映されています。
●災害後のヘルパー等の派遣
 発災後、慣れないところへの転居を余儀なくされることがあります。歩行訓練、買
い物等の外出支援など、普段の時より多くのサービス提供が必要になると思われます。
支給量について柔軟な対応が可能(特例給付)ですので市町村に相談することができ
ます。
●南海地震に備えちょきが改訂されます
 点訳版と音訳版も作製されますので、公共的施設に配布の他に、視協と守る会の両
会にも連絡が来ます。
●地震起動ラジオ
 日常生活用具としている市町村があります。現在、該当機種に指定されているのは
ワンセグ型ですが、これは製造中止になっています。通常のAMFMの起動ラジオに
指定を変更するよう市町村に対し県から周知されます。

第4回意見交換会報告


中平晃

 9月3日木曜日の18時から20時まで、県庁正庁ホールにて、人事課、障害保健支援課
、障害福祉課と意見交換会を行いました。
参加者は、会員10名と同行援護1名でした。

1.雇用・就労問題について
 視覚障害者の知事部局正職員への採用実績は、昨年度までで正職員として3名、今
年4月に1名採用している。
 今後の採用としては、来年4月も、視覚障害者を含む障害者対象の試験を実施する
ことにしている(行政職3名の採用を予定)。
 研修については、視覚障害のある方に特化したものとはなっていない。昨年度より
、管理職を含む職員を対象に、高知労働局と協力をしながら、障害の特性に応じた指
導や接し方などの実践的な研究も始めた。
 今年の上半期はコロナウィルスの関係で企業訪問は一定自粛したが、その代わりに
障害者就労支援継続A型B型の事業所の運営が非常に厳しいということで、事業所を訪
問して、どういう支援を求めているのか、あるいは今後の生産活動の見込みとかの聞
き取りを行った。下半期は法定雇用率未達成企業を中心に約180社を訪問する予定。
 令和元年度にハローワークを通じて就職された方は617人で過去最高を記録。この
うち視覚障害は14人、うち5人は重度障害者であった。
 雇用達成率については、知事部局は、今年6月の雇用率で2.74%、教育委員会が2.65
%、公営企業局は2.95%であった。
 企業訪問などで話をする際に啓発用DVDなどは使用していない。
 受験申し込みをする際に、受験上の配慮希望欄を設けているので、拡大読書器など
を使用したい場合は明記してほしいとのことであった。

2.住まい問題
 グループホームについて、高知市井口町のグループホームは希望がないから視覚障
害者がいないということではない。ニーズはあるが入れるところがないから困ってい
る。確認してもらうよう要望した。

3.福祉サービス・同行援護の充実
 質問:施設について、共生型を含めて、介護、障害に対応するのは高知県下どのく
らいあるか?
 回答:7月1日現在、ショートステイ、短期入所の指定事業所は、県内で49事業所と
なっている。共生型をプラスすると50になる。
 意見:視覚障害者側としても、施設に入ったら外出支援制度がないというのは、現
在の社会の中から離れてしまう。高齢者施設の場合は利用できるよということをきち
んと言っていただきたい。そうじゃないと安心して施設に入れない。
 回答:厚生労働省の方にも確認して可能ということを聞いているので、改めて市町
村の方にも周知していきたい。
 意見:同行援護のニーズがあっても土日にほとんど対応してもらえない。
 回答:ニーズはあるけど使えないっていう実態については、事業所にお話させてい
ただく。各市町村の方にも知っていただくことが大事なので、サービス利用計画を作
られるときとか、モニタリングの際には必ず皆さんの方からも実態をお話しいただき
たい。
 意見:同行援護ヘルパーが不足しており、必要な時に利用できない。
 回答:同行援護従事者養成研修を実施しており、令和元年度の実績として、一般課
程82名、応用課程26名の受講があった。
 意見:コミュニケーションサービスと同行援護を組み合わせたようなやり方でサー
ビスしてもらうということが必要じゃないかと思う。
 回答:制度的には可能である。事業所や市町村とお話していただきたい。
 意見:最近コロナの影響を受けて、同行援護の利用時間が短縮されている。
 回答:公的には制限していないが、事業所側で時間制限をしていることが考えられる。

20年対県高知市交渉「夏の陣」を終えるにあたって


藤原 義朗

 まず、交渉に参加された方の人数ですが、
8月6日…6名13日…12名 20日…12名 27日…9名 9月3日…11名
 延べ50名でした。
延べ参加者数の最高は、2016年の63名です
高知市は三谷課長補佐、高知県は澤田課長補佐が窓口になっていただき進行していき
ました。あらかじめ、「広報墨字版を8ヶ月分用意してください」「難聴の方も多い
しマスクで聴こえにくいのでマイクの用意お願いします」「全視協女性部よりの陳情
も急きょお願いします」「何番の項の意味はなんですか?」など、水面下でのやり取
りが多くなりました。
改めて、半世紀近く自治体対策部長を務められた正岡先生の労を感じさせられました。
今年の成果は担当された諸氏の報告に委ねますが、特徴として、
1.コロナ対策もあり、市役所の618号室を市・県交渉とも続けて利用させてもらい
、移動もなくスムーズに行えた。
2.マイクも使い、聴こえやすかった。
3.市や県当局にも点字陳情書の「カナ文字」印刷文を渡していたので、交渉部分を
「点字何ページ」と言ってもらい把握しやすかった。

 さて、今後にあたって、
1.県及び高知市以外の団体については、具体的に足を運んで要望することが必要で
す。とさでんやタクシー、JRなどの交通機関、土佐国道事務所や職安など、交渉ツア
ーを組んで行く。
2.街づくり点検について
3月末にはぎりぎり行なえたものの、4月以降はコロナ騒動で出来なかった。状況を
見ながら街づくりや交渉で残された課題を実態調査して行く。
3.細かく変化する課題を常に追いかけ、働きかけていきたい。

皆さんこれからも、一緒に住みやすい街を作っていきましょう。



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