みちしるべ
第259号

目次(ページ内リンク)
全視協全国委員会参加報告  生田行信
まもなくワクチン摂取券がやってきます。  藤原 義朗
「新型コロナワクチン接種券」について

全視協全国委員会参加報告


生田行信

 2月14日(日)、全視協全国委員会(2020年度第2回)がオンラインで行われました
。全24社員中(地方社員23と女性部)、オンライン参加20、書面参加3、欠席
1、私は自宅のパソコンで参加しました。全視協もオンライン会議にだいぶ慣れてき
たようですが、参加者確認に若干手間取り、10分ほど遅れて始まりました。ミュート
にしていない方がいるのか、PCトーカーの操作音声がミーティング全体に流れたり
、ハウリングが起こっている参加者がいました。
 前夜には、東北地方で震度6強の大きな地震がありました。福島の委員から、「10
年前より揺れ自体は怖く感じた。ただ、今のところ会員の中では大きな被害は聞いて
いない。」と状況報告がありました。
 議事内容について概要を報告します。
 まず、報告題です。

●全視協事務所外装工事カンパ
 現在、約293万円で、目標額600万円の約半分に到達している。引き続き会員
の皆さんの協力をお願いしたい。
●事務所メールアドレス変更
 現在のアドレスは3月20日まで使えますが、新しいアドレスはすでに使えるので、
登録している方は変更しておいてください。新しいアドレスは下記です。
soumu@zenshikyou.net
●全視協の英語名
 全視協に英語名があったことをご存知でしたか? 今回変更された英語名は、
 National Council of Japan for the Visually Impaired(NCJV)
 Visual Disabled から、Visually Impaired への変更です。近年の英語の使われ
方では、disabledという単語は「なにもできない」という意味なので、最近では差別
的という考えもあるとのこと。impairedという単語は、単純に視覚に障害を負ってい
るという意味なので、より適切だとの説明でした。核兵器禁止条約への批准を求める
署名など、団体名を英語で表す場面があるようです。
●ZOOMライセンス取得
 全視協としてライセンスを取得したので、各社員も学習会などをオンラインを併用
して行う時には活用してほしい。地理的に遠隔地の会員も参加しやすくなると思う。

 続いて協議題です。
●雇用、就労
 『点民2021年1月増刊号』でも特集が組まれた「重度障害者等就労支援特別事業」
、2020年10月から雇用施策と福祉施策が連携した新たな制度として始まりました。全
国委員会でも大きく注目され、福祉を就労に使える大きな一歩と、視覚障害者にニー
ズの大きい車移動には使えない等の課題の改善について、まずは使ってみることと学
習が大事との確認と共有がなされました。増刊号を増刷しているので、ぜひ学習に活
用してほしい。そして、どんどんこの事業を活用して事例を作ってほしい。課題に対
して全視協として支援していく。
●音響信号機
 「高度化PICS」システム試行地の千葉から、体験会での実感として、歩きスマ
ホの危険性があらためて報告されました。高知からは、この問題への取組を全視協次
期活動方針の重点要求とするよう求めました。
●新型コロナへの対応
 視覚障害者がもし感染した場合、通院や入院において、触れることや院内の移動、
行動など、またワクチン接種の通知媒体など、視覚障害者固有の対策を求める取組を
、次期活動方針で重点要求にしてはどうかと求めました。現在出されているコロナに
関わる視覚障害者への配慮マニュアル、国立がん研究センター版(守る会MLで紹介
済み)と歩行訓練士会版が参考として紹介されました。
●要求運動
 高知の要求運動の近況について報告しました。県や高知市への自治体交渉に加え、
要求内容に直接関わる事業者や関係機関に、役員とともにニーズを持つ会員が直接出
向いて懇談の場を持ち、前向きに進むケースが見られている。最近の例として、ハロ
ーワークの視覚障害者対応を、不便な大津の本署ではなく、はりまや橋にあるサテラ
イトでも対応、対面音訳サービスをまだ実施していない自治体に要望、などを報告し
ました。
●19条裁判
 東京、仙台の両高裁は判決がすでに出ている中、大阪高裁は第1回の公判日程すら
決まっていませんでしたが、この日の情報として大阪守る会から、3月24日(水)
午後3時開廷との報告がありました。東郷理事から今後の見通しについて話がありま
した。憲法判断(最高裁)は、15人の全裁判官による合議制で判断される。3つの
裁判は同じ原告、被告であり、訴えの内容も同じため、最高裁の公判は大阪高裁の判
決後に一括して行われるのではないか。最高裁の闘いでは、署名など新たに取り組む
ことになるので、その時には協力をお願いする。
●マイナンバーカード
 セキュリティーや国民管理システムなど心配な面と、視覚障害者には有用な面もあ
るのではないかとの声も聞く。作るにせよ作らないにせよ、判断材料を十分に知るこ
とが大事だ。点民増刊号で特集を検討する。
●女性部
 女性部代表者会:6月6日から6月12、13日に変更。戸山サンライズとオンラ
インを併行して開催。女性部大会(2022年度、埼玉)の準備を進めている。

 全視協の会議と言えば睡眠不足で帰ってくるのが常で、月曜の朝には「えいっ」と
気合いを入れて出勤したものですが、今回はそれもなく、記録もパソコンでみっちり
取れました。学校関係の会も今はほとんどオンラインです。ただ、リアルでないと交
わせないものが当然あるので、早くコロナが落ち着いて、それぞれを場に応じて使え
るようになったらと思いました。

まもなくワクチン摂取券がやってきます。


 藤原 義朗

 新型コロナ第4波が猛威をふるう中、連休に入ろうとしています。
4月末にはワクチン摂取案内が高知市からも65歳以上、もしくは基礎疾患などで優先
摂取の方への郵送が始まります。
 新型コロナ対応については、内容によって担当部署が異なります。
PCR検査ワクチン摂取については市町村、感染者の入院・入所対応については都道
府県、などと別れています。
 さて、視覚障害者の中からも、「PCR陽性になりヘルパーが止められた」「病院
入所など、文書通知や書き物がドッサリ来た」など、深刻な相談が全視協にも来るよ
うになりました。
 2月18日には、守る会で、
3月2日には、守る会と視覚障害者協会連名で、
3月16日には、井上会長と藤原とで、ワクチン摂取の案内の仕方で、高知市保健所と
話し合いをもちました。
 4月5日には、全視協が事務局をしている「手をつなごう全ての視覚障害者要請行動」
で、視覚障害者に使いやすい体温計や酸素濃度を測る機械の開発や陽性者へのヘルパ
ーや入所措置などの保障について要請行動を行いました。
 最後に示す要望書は、3月2日の連名要望書です。
ワクチン摂取券(クーポン)は、厚労省で個々の物を印刷しています。10桁の番号
が割り振られています。シール式になっており、1回目と2回目でシールを貼るように
なっています。
 それぞれに番号の振られた券が出るため、大活字や点字化がしにくいとのことでし
た。守る会からは「分かるよう、入っている封筒に摂取券在中の表示」を求めました。
 また、同封の案内には、コールセンターの電話番号、予診表、注意点、副反応と保
障など、読んだら30分くらいかかる量の物が入っています。
 コールセンターに電話をかけ、生年月日などで確認を行い、ワクチン摂取の予約を
取る仕組みです。摂取医療機関になっていただくよう保健所がお願いしているところ
です。「行き慣れた医療機関で」とお願いしましたが、全部の医療機関とは限らない
ようです。
 ワクチン摂取やPCRなど、問題などありましたら、守る会役員までご連絡お願い
いたします。
 早く第4波も去り、生活と仕事が元に戻り、守る会活動もバリバリ行ないたいですね。


令和3年2月24日
「新型コロナウイルス感染に関する視覚障害者への対応について」のお願い
高知市保健所長 豊田 誠 様
高知県視力障害者の生活と権利を守る会 会長 井上 芳史
高知県視覚障害者協会 会長 片岡 義雄
 貴機関におかれましては、日頃、市民の健康保持・増進にご努力されておられます
こと、感謝申し上げます。
 さて、新型コロナ感染につきまして、私たち視覚に障害のある者は、按摩やマッサ
ージなどを生業とする者も多く、かつ生活におきましても人との接触が必須であり、
大変不安を感じている毎日です。
 しかし、医療機関での受診や健診は視覚障害者にとって、普段でも受けにくい所と
言われています。受診時の介助と共に結果返しの情報保障が無いからです。
 以下、新型コロナ感染への対応について、ご配慮をお願いいたします。
1.PCR検査について
@濃厚接触など、保健所側から検査が必要になった場合、訪問方式による検査を行な
ってください。
A今後の連絡の為、視覚障害者にあった媒体で提供できるよう聴きとってください。
例えば、テキストデータによる配信、点字、大活字、音声CD版、録音データなど。
B結果返しは、電話と共に、一般で紙媒体を使用する場合には、視覚障害者にはAの
方式を使用してください。
C勧告書や生活指導など説明資料など文書類はAの媒体で提供してください。
D陰性証明書など証明に使う物は、大活字と共に点字を付記してください。
E公費負担申請書や同意書などの記入については保健所側でサポートしてください。
F以上について協力医療機関へも通知してください。
2.ワクチン接種について
@接種案内などの文書類は、1のAの方法で行なってください。
A接種券には大活字と共に点字を付記してください。
B視覚障害者の場合、利便性の悪い病院や不慣れな病院などは行きづらいので、かか
りつけ医、利便性の良い病院で受けられるようにしてください。
C接種においての同行援護でのサポート及び、接種会場での介助を行なってください。
3.新型インフルエンザ特措法及び感染症法施行について
@視覚障害者が、ホテルで入院待ちをしなくてはならない場合、客室の状況や食事、
体調管理など安心して生活が送れる様にご配慮をお願いいたします。
A視覚障害者や視覚障害者世帯が入所や入院に対応しにくい事例があることを、高知
県や政府に示してください。

「新型コロナワクチン接種券」について


 先日、高知市役所地域保険課の方と発送のことで懇談しました。わかりやすい点字
・大活字の文章でお願いしていましたが、職員からは急いで発送しなければならない
、時間がなかったと説明がありました。
 1.高知市での接種券は4月下旬に送られてきます。実施は連休明けになるといっ
ていました。 
 2.封筒に点字で「新型コロナウイルスワクチン予防接種券在中」、点字・墨字で
専用コールセンター「0120−920−737」と書いています。
 3.必ずコールセンターに電話をし、視覚障害者であること、お名前、住所をいう
とわかるようになっています。希望される医療機関や日時などを予約してください。



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